コラボ企画展「没後100年 成瀬誠志とその周辺」
「没後100年 成瀬誠志とその周辺」展:多治見市美濃焼ミュージアムとのコラボレーション企画展
中津川市出身の陶芸の名工・成瀬誠志(なるせ せいし)の没後100年を記念し、多治見市美濃焼ミュージアムとコラボレーションして、その功績を作品を通して振り返ります。
成瀬誠志(1845~1923)は、美濃国恵那郡茄子川村(現在の中津川市茄子川)生まれの陶芸家です。
明治4(1871)年に上京し、「東京薩摩」と呼ばれる金彩を伴う絢爛豪華な薩摩焼の焼物を制作しました。
幕末から欧米で好まれたジャポニズム・日本趣味の流行を受けて、誠志の作品は主に横浜から海外に輸出され、その精密な絵付けは国内外の博覧会で入賞するなど高い評価を受けました。
明治19(1886)年からは茄子川に戻って工房「陶博園」を開き、日光東照宮をモデルにした「陽明門」などを制作しました。
苗木遠山史料館(中津川会場)では、郷里茄子川で制作された「金彩色絵屋島合戦那須与一像」や「鬼瓦」、東京で制作された「東京薩摩獅子鈕香炉」などを紹介します。
生涯にわたって自身の美を追い求めた成瀬誠志の作風をご堪能ください。
中津川会場
-
会期2023年9月2日(土曜日)~2024年1月28日(日曜日)
-
時間9:30~17:00(入館は16:30まで)
-
会場中津川市苗木遠山史料館 2階 展示スペース
-
観覧料通常の入館料でご覧いただけます
コラボ企画による入館料割引
会期中、多治見市美濃焼ミュージアム(多治見会場)の観覧券(会期中に使用したものに限る)を苗木遠山史料館(中津川会場)で提示すると、入館料(一般)が団体料金(270円)になります。(1枚につき1人のみ有効)
中津川会場の入館券を多治見会場で提示した場合も同様に割引を受けられます。
多治見会場
陶製「陽明門」
成瀬誠志と黄色釉薬
中津川市苗木遠山史料館
- 〒508-0101 岐阜県中津川市苗木2897-2
- 電話番号0573-66-8181
- ファックス0573-66-9290
- メールによるお問い合わせ
更新日:2023年08月29日