特別展示「郷土の名工 成瀬誠志 陽明門と鬼瓦」(4/2~2025/3/30)
苗木遠山史料館では、令和6年4月2日(火曜日)より特別展示として中津川市茄子川出身の名工・成瀬誠志(なるせせいし)が郷土で製作した陽明門置物と鬼瓦を展示します。
成瀬誠志(1845~1923)は、美濃国恵那郡茄子川村(現在の中津川市茄子川)生まれの陶芸家です。
今回の特別展示では、成瀬誠志が郷土中津川で製作した陶製陽明門と鬼瓦を展示します。
特に陽明門置物は、その完成に中津川市茄子川において3年の歳月をかけたとされています。ところが、明治26(1893)年のシカゴ万国博覧会に出品された陽明門は輸送中船の中で荷崩れをおこし作品の大部分は壊れ、やむを得ず一部分を展示しました。しかしながら、その技術の素晴らしさゆえに多くの賛辞を得て銅賞を受賞しています。日光東照宮の陽明門を構造の細部まで再現している技術の高さが評価されたのでしょう。
是非、生涯にわたって自身の美や技巧を追い求めた成瀬誠志の作品をご堪能ください。
【資料紹介79】成瀬誠志作 陶製「陽明門」:滋賀県で陶片発見
会期 2024年4月2日(火曜日)~2025年3月30日(日曜日)
時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
会場 中津川市苗木遠山史料館 2階展示スペース
費用 通常の入館料でご覧いただけます
陽明門屋根
陽明門屋根裏部分
陽明門鬼瓦部分
中津川市苗木遠山史料館
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更新日:2024年04月02日