10月9日「体育大会(12)~苗中ソーラン青団~」

更新日:2025年10月10日

去年も思いましたが、これに点数を付けるなんて、できません。

いいところばかりです。いい所を見ていたいのに、点数を付けなくてはならなくなると、ちょっとした悪い所を見つけ出さないといけない。そんなふうに、この演技を見たくはないのに・・・

何回も見ているから、本番でミスしていても、練習ではできていたと分かるから、減点できない。練習ではイマイチだったのに、本番ではすごくいい演技をしている。加点なのか、いや、練習から本気出せよ、そんなことが頭をグルグルする。演技構成は、どちらもよく考えて練習してきているから、どちらも素敵だ。点を付けようとすれば、好みの問題になる。

加点と、減点と、そんなことを考えながら見ることによって、私はきっと、大きな損をしているような気がする。お母さんたちが、そして、先生たちが、目頭を押さえて、感動的な舞いを見ていたのに、私にはそれがない。きっと、採点用紙がなかったなら、お母さんたちと同じように、こみ上げてくるものを必死でこらえていたことだろう。

君たちの演技は、君たちの舞いは、君たちにしかできない、それぞれが最高の演技、舞いです。点数ではない。大切なのは、人に伝えた感動の大きさ。計りようがないけど。