避難先の確保

更新日:2023年03月24日

実際に避難することになると、非常持ち出し品の多さから移動する避難はしたくない、生活環境が悪いから避難所には行きたくないなどのご意見があります。

地震災害に対しては「耐震補強や家具の転倒防止」を行う、大雨や台風などの風水害に対しては「事前にハザードマップで危険区域外に住居があることを確認」しておくことで、自宅に留まり安全を確保することができます。

また、熊本地震では、直接死に比べて、災害関連死が4.4倍多いことが分かっています。事前に相談し、親せきや知人宅を避難先にすることができれば、ストレスなどで病気になることなく、また、自分の生活に欠かせない環境を事前に用意することにもつながり、無事に災害を乗り切ることができます。

自分(家族を含む)の命は自分で守ることを原則に、「避難行動判定フロー」に従って、自宅、親戚、知人宅、ホテル、旅館などに避難することを検討し、気の休まる避難先を事前に自分で確保してください。

災害ごとの避難先の利用方法

地震が起きた時

  1. 大きな揺れを感じたり、緊急地震速報を聞いたら、すぐにその場で身の安全を確保します。外出中の場合は、むやみに移動をせず、しばらくそこでとどまる。
  2. まずは慌てず外の空き地へ移動。
    建物やブロック塀などの倒壊、窓ガラスや看板、電線などの落下物に注意しながら、「広い空き地や公園」などを探して移動し、しばらく余震をやり過ごします。事前に下見しておきます。
  3. 地域や家族で決めていた方法で安否確認や共助の行動をする。
  4. 自宅が傾き・亀裂などで倒壊のおそれがあったり、室内が住める状態でなければ、自宅が復旧するまでの間、生活する住居(避難先)へ移動します。自宅に問題がなければ、避難先へ移動する必要はありませんので、余震に注意しながら、普段の生活を心がけます。

大雨や台風が予想される時

  1. 警戒レベル1から2の時の行動
    テレビやインターネットで大雨や台風に警戒するよう呼びかけが行われている時に、「いつ頃、大雨が降り、台風が接近するのか」、「自分の住んでいる地域への影響」をチェックしておきます。
  2. 警戒レベル3の時の行動
    渋滞や災害に巻き込まれず確実に逃げられる、さらには多くの荷物や資産である車を持ち出せるタイミングです。高齢者や障がい者、子育て中の方は、このタイミングまでにハザードマップ等に示してある危険区域の外へ車で逃げましょう。危険区域外の方は、自宅に留まり安全を確保します。
  3. 警戒レベル4までに危険区域から全員移動完了
    大雨が降っている最中、強風が吹いている最中、河川氾濫・土砂崩れなどが起こってからでは、逃げることはできません。
    また、土砂災害警戒情報や避難指示が発令された場合は、命に危険が及ぶ土砂災害の発生が迫っている可能性があることを示しています。全員、危険区域の外へ逃げましょう。(通行不能や視界不良などにより逃げられない場合もあるため、車の移動はお勧めできません。)危険区域外の方は、自宅に留まり安全を確保します。
    自主防災会などの共助活動(避難支援など)をされる方もこのタイミングで区域外へ。

事前に避難先を決めましょう

避難先を決める手順
ステップ1 ハザードマップなどで自宅が土砂崩れや浸水等の可能性がなければ自宅に留まり安全を確保します。地震に対しては、耐震補強や家具の転倒防止を行っておきます。
ステップ2 ハザードマップなどで親せきや知人宅が土砂崩れや浸水等の可能性がなければ事前に連絡をとって相談します。地震で自宅が住めなくなった場合の避難先としても相談しておきます。
ステップ3 大雨や台風の際は、ハザードマップなどで危険区域外にあるホテルや旅館などを避難先の一つとして検討しておきます。
ステップ4 ハザードマップなどで地域避難施設(地域の集会所など)が土砂崩れや浸水等の可能性がなければ、避難先になりえます。自主防災会に耐震性の有無も含めて確認してみましょう。

 

市は、地域住民の自主的な避難所開設を応援しています。

詳しくは、地域避難施設の認定制度のご案内をご覧ください。

避難先がない方は、公共の避難所へ

大雨や台風のように「事前避難」が必要な際、市が責任をもって地区に1か所ずつ避難所を開設します。

また、市域で震度5強以上の地震が発生した場合、近隣で災害が発生するなど避難所の開設が必要と市から依頼があった場合(事前の調整によっては、住民の判断で開設することもありえる。)は、地域が運営に参加している避難所運営委員会が開設します。

運営については、当初市が開設していても順次、地域や避難者、又は避難所運営委員会に移行していきます。

地震が起こった時、河川氾濫や土砂災害が起こった時、全ての避難所を開設運営するには、地域住民の皆さんのご協力がないと開設運営することができません。避難所運営委員会への設立運営のご協力をお願いいたします。

次のファイルにて、利用できる災害、開設運営の見込みを一覧表でご覧いただけます。

大雨や台風のように「事前避難」が必要な際に、市が開設する候補施設
中津地区 第一中学校、サンライフ中津川、東小学校、中央公民館
苗木地区 苗木交流センター
坂本地区 坂本公民館
落合地区 落合公民館
阿木地区 阿木交流センター
神坂地区 神坂中学校、馬籠ふるさと学校
山口地区 山口公民館
坂下地区 坂下公民館
川上地区 かたらいの里
加子母地区 加子母公民館
付知地区 付知B&G海洋センター
福岡地区 福岡総合事務所
蛭川地区 蛭川公民館

 

住所から地区名を探すには

中津川市に転入されたばかりの方は、下記の表からご自分のお住いの地区名を探して、覚えておいてください。

「川上」という漢字は、かおれ、かわうえ、の2通りの呼び方がありますのでご注意ください。

地区名と住所

地区

住所

中津地区

阿木川上(アギカオレ*)

えびす町(エビスチョウ)

太田町(オオタマチ)

小川町(オガワチョウ)

かやの木町(カヤノキチョウ)

川上(カオレ*)

北野町(キタノチョウ)

駒場(コマンバ)

駒場町(コマンバチョウ)

栄町(サカエマチ)

昭和町(ショウワマチ)

新町(シンマチ)

津島町(ツシマチョウ)

手賀野(テガノ)

中一色町(ナカイッシキチョウ)

中川町(ナカガワチョウ)

中津川(ナカツガワ)

西宮町(ニシミヤマチ)

八幡町(ハチマンチョウ)

花戸町(ハナドチョウ)

東町(ヒガシマチ)

東宮町(ヒガシミヤマチ)

日の出町(ヒノデチョウ)

本町(ホンマチ)

宮前町(ミヤマエチョウ)

桃山町(モモヤマチョウ)

柳町(ヤナギマチ)

淀川町(ヨドガワチョウ)

苗木地区

苗木(ナエギ)

瀬戸(セト)

坂本地区

千旦林(センダンバヤシ)

茄子川(ナスビガワ)

落合地区

落合(オチアイ)

阿木地区

阿木(アギ)

飯沼(イイヌマ)

神坂地区

神坂(ミサカ)

馬籠(マゴメ)

山口地区

山口(ヤマグチ)

坂下地区

坂下(サカシタ)

上野(ウエノ)

川上地区

川上(カワウエ*)

加子母地区

加子母(カシモ)

付知地区

付知町(ツケチチョウ)

福岡地区

下野(シモノ)

高山(タカヤマ)

田瀬(タセ)

福岡(フクオカ)

蛭川地区

蛭川(ヒルカワ)

この記事に関するお問い合わせ先

総務部防災安全課
電話番号:0573-66-1111
(内線:生活安全係162・防災対策係165・消費生活相談室167)
メールによるお問い合わせ

知りたい情報が見つからない・わかりにくかったとき