【資料紹介99】伝 和宮の奏でた琴(箏=そう)
当館常設展示室展示中(苗木遠山史料館蔵)
琴(箏・そう)の蒔絵
苗木遠山史料館に琴(箏=そう)が展示されています。
その側面(磯)に江戸名所と思われる景色が蒔絵で片側10景、両側で20景描かれています。手前、右から、愛宕山・湯島天神・上野天王山・真乳山・根津清水・日暮里・飛鳥山・瀧ノ川・王子・稲荷。そして奥は右から、高輪・日本橋・永代橋・亀井戸天神・梅屋敷・柳島妙見・三国稲荷・金龍山・不忍弁財天・新吉原となっています。
歌川広重の江戸名所百景(全118図)と比較すると14図程しか合致しないので、どういう基準でこの景色が選ばれたのかは不明です。箏の「磯」にこれだけの図が描かれていること自体貴重かもしれません。
さて この箏は遠山家15代遠山建彦氏夫人賀壽子さんの縁で入手されたものといわれます。賀壽子さんは京都の公家日野西家の家柄の出です。江戸時代、京都御所のすぐ東に日野西家はありました。隣家が橋本家で、この箏は橋本家から日野西家へ譲られたものと云われます。橋本家は皇女和宮の家で、この箏を和の宮が奏でたと云われます。なお、橋本・日野西家の向かいが柳原家で、柳原白蓮の家柄になります。
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中津川市苗木遠山史料館
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更新日:2025年12月25日