《苗木城跡を歩く29》北の門から太鼓櫓

更新日:2024年02月29日

北の門小池から秋美しい大矢倉、天守を望む景色

写真1 北の門小池から秋美しい大矢倉、天守を望む景色

なえぎ丸

風吹門跡前を左に曲がり大矢倉の石垣を見ながら進むと、北の門跡と池がある。

北の門は、天守の北側にある門で、北の門の名が付く。門番はおらず、夏も猛暑のときでもどこからともなく冷たい風が吹いてきて大変涼しく暑さを忘れるという。

その左手には小池があり、昔から水が枯れたことがないといわれている。昔は5月中旬になるとヒキガエルが沢山出てきて、卵を産むと伝えられてきた。池が整備されてからはヒキガエルの姿もほとんど見かけなくなってしまった。


北の門を出て、坂を少し登ると右手に広い平地がある。ここが普請奉行屋敷跡である。普請奉行とは、職名で土木・建築などの工事を管掌したものである。


普請奉行屋敷あとから、北の方50メートルほどにある一段高い山に太鼓櫓が建てられていた。この櫓は享保14(1729)年9月につくられ、蛭川で作られた太鼓と名古屋から半鐘を取り寄せ、時刻と火事災害を知らせるようになったという。

 

 

1.北の門小池から秋美しい大矢倉、天守を望む景色

2.苗木城下絵図 北の門絵図 寛政12(1800)年

3.太鼓櫓で打ち鳴らされた太鼓

4.北の門付近の苗木城模型

5.苗木 縄張りの図

苗木城下絵図 北の門絵図

2 苗木城下絵図 北の門絵図 当館蔵

太鼓櫓太鼓

3 太鼓櫓で打ち鳴らされた太鼓 当館蔵

当館模型北の門

4 当館模型 北の門付近

縄張りの図

5 苗木縄張りの図 当館蔵

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