《苗木城跡を歩く27》竹門跡から足軽長屋跡

更新日:2023年12月31日

竹門跡から足軽長屋

竹門跡から足軽長屋跡付近の石垣

苗木城縄張図 宝暦10(1760)年

苗木城縄張図 宝暦10(1760)年 当館蔵

苗木遠山史料館から苗木城跡に向い、坂を登りつめた所、道は桝形のように曲り石垣が残る竹門跡(城下町側)に到着する。竹門は二か所あり、本城をとりまく尾根上の城道にある門で戸が竹で作られているため、こうした名称で呼ばれた。門番もおらず開け放しだったという。
竹門跡の内側右手に足軽長屋跡がある。足軽がいつも出仕した時には、まずこの長屋に立ち寄り、その後城内のそれぞれの係り役所に出向いていった。ここでは、稽古場や小頭部屋、その外4棟程も建てられていた。宝暦10(1760)年の苗木城縄張図では建物が『』の形となっており、中央が広場となっている。この長屋の南隣には龍王院が建てられていた。
現在は、ここから天守と恵那山が同時に見える写真撮影に最適な場所となっている。

足軽長屋から天守を望む

足軽長屋からの天守を望む

中津川市苗木遠山史料館

〒508-0101 岐阜県中津川市苗木2897-2
電話番号0573-66-8181
ファックス0573-66-9290
メールによるお問い合わせ