《苗木城跡を歩く18》大門(跡)

更新日:2023年06月06日

大門

大門(当館苗木城復元模型より)

 

大門(跡)

大門を「だいもん」と読むのは、寺院のいちばん外側にある大きな門、ないし、禅寺などの正門の場合です。これに対して、城郭や邸宅の第一の表門は、「おおもん」と読むそうです。苗木城の場合は、「おおもん」と呼びます。

大門を入り、右にやや降りると二の丸、登ってゆけば本丸へたどり着くという要所にあります。現在は、跡しかありませんので、新田淳の「苗木明細記」で調べてみます。

「ここは足軽が門番役を担当する。城主が江戸へ出立の時、在着の時、あるいは規式や正月三ケ日は開門する。ただ一通りの出入りは潜り戸を使用する。城内で最も大きな門なので大門という。」

1600年、遠山友政が苗木城を奪還する以前は、大門が大手門にあたり、その前には深い空堀があり、木橋を架けて往来したようです。

 

 

大門位置

大門の位置

中津川市苗木遠山史料館

〒508-0101 岐阜県中津川市苗木2897-2
電話番号0573-66-8181
ファックス0573-66-9290
メールによるお問い合わせ