《苗木城跡を歩く15》二の丸 奥向

更新日:2023年05月28日

奥向1

二の丸 奥向(当館苗木城復元模型より)

奥向(おくむき)

二の丸御殿の南側3分の1は、奥向と呼ばれる部分で、城主の私室や側室の住居がありました。

境界は厳重で、錠口詰所をつくって管理していました。風呂やトイレも完備し、仕える女中たちも住んだため、一般には、表御殿より広い敷地になることが多かったようです。

苗木城の場合、土地が狭く、二階建てにして面積を確保していました。そのため、奥向は「お二階」と呼ばれていました。

文久3年(1863年)、参勤交代の緩和によって、それまで江戸屋敷にいた正室が苗木に住むことになりました。その際、蔵の屋根の上に柱を立て二階を増設し、さらに間数を増やしました。

二の丸発掘品

二の丸発掘遺物

中津川市苗木遠山史料館

〒508-0101 岐阜県中津川市苗木2897-2
電話番号0573-66-8181
ファックス0573-66-9290
メールによるお問い合わせ