《苗木城跡を歩く11》綿蔵門跡

更新日:2023年05月28日

綿蔵門1

綿蔵門跡

綿蔵門(わたぐらもん)

大門を入り、左手に御朱印蔵、右手に勘定所門を見ながらまっすぐ進むと綿蔵門がありました。綿蔵門は2階建てで,2階部分は年貢の真綿を保管する部分になっていました。

江戸時代、綿は米に次いで重要な換金作物でした。苗木藩の場合、文化7年(1810年)には、村方(むらかた)(村政を担った百姓)から約47kg(30550センチメートル3)の真綿が納められました。

領内の村々から年貢の真綿を納めるとき、役人がここから出て受け取りました。門は本丸への登り口にもあたるので、夕七つ時(午後4時)から門を閉め、以降は入ることが許されませんでした。

綿蔵門2

綿蔵門(当館模型より)

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