第5回古文書講座の様子

更新日:2022年09月01日

「御家御條目并御定目」(家臣の衣類等の定め)その2

紬のてざわりを確認する受講生
紬と絹の説明をする加藤先生

第5回古文書教室を8月7日(土曜日)に行いました。

前回の続きの内容で、古文書を読み解いていきます。

はじめに加藤先生が持参した紬(大島紬・結城紬)と絹で、受講生に手ざわりを感じていただきました。

紬の感触を確かめる受講生

今回は衣類についての細かいお触れの内容でした。

素材や色合いも華美にならないようにと書かれ、それは仕える者の家族にも同じように求めています。

一見、とても厳しいことのように感じますが、時間が経つとうやむやになってしまうようで、何度も繰り返し出されていました。

 

農民は「木綿」を着るように定める一方で『ありきたりそうろう』、つまり「持っているなら来てもよし」といった具合に、一方的な締め付けではなかったようです。

 

現代よりもっとのんびりとした空気を古文書から読み取れるのも、また楽しいものです。

次回は9月24日(土曜日)です。

途中からの参加も歓迎です。(参加費1000円)

古文書教室での様子
皆さんとても熱心です

中津川市苗木遠山史料館

〒508-0101 岐阜県中津川市苗木2897-2
電話番号0573-66-8181
ファックス0573-66-9290
メールによるお問い合わせ