第5回古文書講座の様子
「御家御條目并御定目」(家臣の衣類等の定め)その2


第5回古文書教室を8月7日(土曜日)に行いました。
前回の続きの内容で、古文書を読み解いていきます。
はじめに加藤先生が持参した紬(大島紬・結城紬)と絹で、受講生に手ざわりを感じていただきました。

今回は衣類についての細かいお触れの内容でした。
素材や色合いも華美にならないようにと書かれ、それは仕える者の家族にも同じように求めています。
一見、とても厳しいことのように感じますが、時間が経つとうやむやになってしまうようで、何度も繰り返し出されていました。
農民は「木綿」を着るように定める一方で『ありきたりそうろう』、つまり「持っているなら来てもよし」といった具合に、一方的な締め付けではなかったようです。
現代よりもっとのんびりとした空気を古文書から読み取れるのも、また楽しいものです。
次回は9月24日(土曜日)です。
途中からの参加も歓迎です。(参加費1000円)


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更新日:2022年09月01日