春の企画展「苗木遠山家の歴代藩主肖像画と書画展」
中津川市苗木遠山史料館では、4月27日から春の企画展「苗木遠山家の歴代藩主肖像画と書画展」を開催します。
苗木遠山家菩提寺、雲林寺(うんりんじ)に残された初代遠山友政(ともまさ)から12代友禄(ともよし)までの中津川市の文化財である肖像画を一挙に展示します。
歴代藩主肖像画は、廃仏毀釈により壊された苗木遠山家菩提寺雲林寺に伝わるもので、関ケ原の戦いの際に苗木城を奪回した遠山友政から、江戸幕府の若年寄を務め最後の苗木藩主となった友禄までのものです。
肖像画は、13回忌などの法要のため作られたもので、写実的に描かれ、晩年の姿をよく捉えているといわれています。初代の友政、四代の友春(ともはる)が僧形、二代秀友(ひでとも)が裃(かみしも)を着し武士の姿であるのに対し、他は衣冠束帯(いかんそくたい)し武士の公的姿になっています。三代目以降からは装飾的な調度品を備え、上畳(あげたたみ)に威厳を正して胡座(こざ)している姿を描いています。
歴代藩主の肖像画が揃っていることは極めてまれであるとして、昭和59年4月18日に中津川市の文化財に指定され、平成2年に修復がおこなわれました。
この企画展では、藩主の揮毫(きごう)した書画などを含め紹介し、その行跡をたどりながらご鑑賞いただけます。
会期 2024年4月27日(土曜日)~7月21日(日曜日)
時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
会場 中津川市苗木遠山史料館 2階特別展示室
費用 通常の入館料でご覧いただけます
中津川市苗木遠山史料館
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更新日:2024年04月27日