苗木城築城500年記念企画「苗木城築城500年展」
Naegi Castle 500th Anniversary Project 2026
令和8年7月18日 (土曜日)〜12月20日 (日曜日)
1526(大永6)年に苗木の北方にある植苗木を拠点としていた遠山氏が、苗木城を築城し移り住んでから500年となる今、時を越えて残された苗木城と遠山家に伝わる記録・物証を、苗木城築城500年の年表とともに紹介します。
苗木城500年展ポスター
令和8年7月18日 土曜日〜12月20日 日曜日
1526(大永6)年に苗木高森城が築城されて500年を迎えました。
遠山荘苗木郷には古い中山道(坂下―上野―下野―福岡―高山―蛭川―中野方)が通り、8世紀に苗木郷を開いた荒田栄久は飛騨路と交差する植苗木(福岡)に居館を置きました。苗木遠山氏としては鎌倉時代末に岩村から加藤(遠山)光高(清正の先祖)が植苗木に転住し、その後、遠山正景が室町の足利将軍奉公衆として重きを成して「遠山には三魁あり、第一に苗木・・・」と恵那郡遠山氏の代表と認められ、正景は大般若経600巻を十二所権現(坂下)へ奉納した。応仁の乱後は信濃から木曽・小笠原勢が迫り、防備のため遠山昌利(一雲入道)は500年前、1526(大永6)年木曽川端に高森城を築き、嫡男景徳を城主としました。
やがて恵那は武田と織田の抗争の地となり、次いで秀吉(森長可)と家康(遠山友忠・友政)の攻め合いで1583(天正11)年冬、友忠父子は苗木城を去り浜松の家康に従いました。
1600(慶長5)年、関ヶ原合戦前に家康の命で、友政は苗木城を奪還し18年振りに苗木城に戻りました。
友政は苗木藩1万石初代大名と裏木曽三ケ村の代官となるが、晩年、裏木曽三ケ村を失い、7代友央は1732(享保17)年500石(佐見)を失う。以後、遠山家は極小大名として維持された。幕末には12代遠山友詳(ともあき)(友禄)がペリー来航以降、開国(幕府)と鎖国堅持(朝廷ら)か対立し、その調停派として幕府幹部の若年寄(大臣級)に2度、登用されました。
明治維新で苗木に戻った友禄は、青山直道大参事らを得て維新政府の施策(藩政改革=俸禄返還・「廃仏毀釈」・苗木城解体等)を全国に魁て実施しました。明治4年の廃藩置県以降、旧主遠山家は苗木を離れ東京で華族としての生活に入ります。
明治維新の全国の改革の進行は緩く、先行した苗木藩の施策は逆に多くの負の遺産をもたらし、旧士族は重なる負担に耐えかね苗木を去りました。(大正時代は4分の3が城下を去った) 旧苗木藩の経済を担った主な御用達(城下の亀山・山下・小栗 福岡の安保)も去ります。
明治後半から新田演一郎・恵那郡長福田豊らが苗木藩主遠山家の時代を未来に伝えるために旧誼会を組織し、資金を集め明治20年代に東京の華族遠山家を苗木に戻らせました。その記念に1891(明治24)年、「苗木城址碑」が天守跡に建てられました。また1912(明治45)年に関係者の集会場を兼ねた「遠山屋敷」が旧城下に建てられ、遠山家の近代を偲ばせています。
苗木城築城500年
展示内容
この企画展では、遠山友政公の陣羽織や遠山家の甲冑、時代ごとの苗木城絵図、国の重要文化財に指定された刀剣などを苗木城築城500年の年表とともに紹介します。
・苗木城築城500年の年表(119cm×337cm)
・太刀(国の重要文化財)吉則(寄託榊山神社) 展示期間:7月18日~11月6日
・太刀(国の重要文化財)近景(寄託神明神社) 展示期間:9月1日~12月20日
・脇差 兼帯(寄託個人) 展示期間: 7月18日~8月30日、11月7日~12月20日
・白羅紗地九字紋陣羽織(伝遠山友政着用)、紺糸素懸威縦矧胸取二枚胴具足、紺糸威二枚胴具足、萌葱麻地立涌尾長鳥文布直垂
・藩主判形印(花押)など
・巴紋龍図背負い陣太鼓、龍の板木と槌、昇龍の図、降龍の図など
・一雲入道の書状写、遠山友政書状、遠山藩主日記、高森根元記御家之譜巻図など
・参勤交代紙人形
・姫の調度品(筥迫、簪など)
・ミニチュア道具、黒漆塗竹に雀蒔絵手箪笥など
・苗木城絵図、苗木城内郭間取絵図(325cm×471cm)など
(注)刀剣は、展示期間制限を守りながら、常時2本を展示ます。
龍王院(苗木城内)の「龍の板木」
会期
令和8年7月18日(土曜日)~12月20日(日曜日)
開館時間 9時30分~17時00分(入館は16時30分まで)
休館日 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
場所
中津川市苗木遠山史料館 2階 特別展示室(中津川市苗木2897-2)
拝観料
入館料のみ(一般330円、団体【10人以上】270円、中学生以下無料)
入館無料デー:8月11日(火・祝)城山の日、10月4日(日曜日)苗木城まつり、11月3日(火・祝)文化の日
関連の催し
苗木城築城500年記念講座「遠山家と甲冑」
「苗木城築城500年展」に展示する甲冑を中心に、甲冑の歴史と遠山家の甲冑について解説します。
・日時 7月18日(土曜日) 13時 30分~15時00分
・講師 林 大智(学芸員)
・場所 苗木遠山史料館 学習室と企画展展示室
・定員 30人(申込先着順)
・費用 資料代 250円(入館料免除)
講座の詳細はこちら・苗木城築城500年記念講座「遠山家と甲冑」
この記事に関するお問い合わせ先
- 中津川市苗木遠山史料館
- 〒508-0101 岐阜県中津川市苗木2897-2
- 電話番号0573-66-8181
- ファックス0573-66-9290
- メールによるお問い合わせ

更新日:2026年07月08日