【資料紹介】殿様(7代遠山友央(ともなか))、並松屋敷で月見の会

更新日:2021年05月28日

【資料紹介】殿様(7代遠山友央(ともなか))、並松屋敷で月見の会

並松下屋敷絵図 「分限帳(ぶげんちょう)覚(おぼえ) 万治~元禄」(遠山文書36)によると、元文2(1737)年8月15日、並松(なんまつ)下屋敷で月見の会が催されました。今から280年前の満月の夜です。

友央は並松屋敷へ、五ツ半時(朝9時)供揃(ともぞろえ)で行き、夜に入り五ツ時(夜8時)帰城しました。

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「分限帳覚」 「分限帳覚」には、以下のとおりに記録されています。

(前略) 給人通(きゅうにんとおり)(上級20余家)より、前々はお重(重箱)に銘々差し上げたが、今年はいまだ知行米の御渡しが済まず、いずれも難義につき、御酒にても肴(さかな)にても、一所に差上げたく旨願いあり。(ち) 家臣からの差し上げ (「分限帳覚」より)

一 塩鯔(ぼら)三本 役人廿四人

一 鮮鮓七柚 小川平左衛門

一 鮮鮓川魚 鉢梨子 東方為右衛門

一 川魚一鉢 青大豆 田辺郷左衛門

一 塩さば ずいき 東新五左衛門

一 青大豆 焼魚廿七串 幸纈惣左衛門

一 玉子三十一 伊藤与惣右衛門

一 玉子十五 大脇権兵衛

一 御酒一樽 小倉猪左衛門

一 同 小池銀之進

一 玉子 ずいき 加藤七左衛門

一 鯉一口 塩冶平治右衛門

一 讃岐からす みずいき 棚橋源太左衛門

一 鮮川魚 めうかのこ 長沼金弥

一 川魚一鉢 鈴木正左衛門

一 やき米二重 玉子十五 河内玄意

一 塩鯔二 吉田半蔵

一 同 曽我郷右衛門

一 御酒一樽 横山六左衛門

一 鶏一 梨子九 長谷川忠太

一 素めん一折 三輪宣正

一 御酒一荷 惣中小姓通

一 いなのすし一桶 徒士通(かちとおり)

一 西瓜二 雲林寺 2018年3月24日掲載(最終更新 : 2018年3月24日) 中津川市苗木遠山史料館 〒508-0101 岐阜県中津川市苗木2897番地の2

電話 0573-66-8181 ファクス 0573-66-9290

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