アスベスト(石綿)による健康被害

概要

関係企業からアスベストに係る健康被害状況が公表されていることを契機に、全国的にアスベストに関する健康不安が高まっています。

中津川市ではアスベスト対策を総合的に取り組み、市民の方々の様々な不安に対する相談窓口を設けています。

アスベスト（石綿）は繊維が極めて細かく飛散しやすいため、研磨機、切断機などの使用時や、吹付けアスベストなどの除去作業中などに吸引してしまう恐れがあります。
以前はビルなどの建築工事において、耐火断熱の目的でアスベストを吹付ける作業が行われていましたが、昭和50年に原則禁止（ロックウールに混入するなど一定割合以下であれば昭和55年までは使用容認）されました。
その後もアスベストは安価な工業材料として、防音材、断熱材、保温材、スレート材などの建築材料として、また、ブレーキライニングやブレーキパッドなどに使用されていましたが、平成17年10月からは原則的に使用が禁止されました。
アスベストはそこにある事自体が直ちに問題になるのではなく、飛び散ること、吸い込むことが問題となるため、労働安全衛生法や大気汚染防止法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律などで、飛散予防などが図られています。

アスベストの吸引などをしてから15年から50年という長い年月を経て、じん肺の一種である石綿肺や悪性中皮種、肺がんを起す可能性があることが知られています。（世界保健機構:WHO報告）
仕事を通してアスベストを扱っている、または過去に扱っていた方は、定期的に健康診断を受けましょう。その作業方法や従事期間にもよりますが、労働基準監督署の認定を受ければ、労災が適用となる場合があります。

アスベストに関するQ＆Aも作成していますので、ぜひご覧ください。

健康に関する心配
内容	問合せ先
ご本人又は家族の方が、過去にアスベストを扱う作業に従事していたため、健康が心配な方。または、近所でアスベストを原料とした加工工場が過去にあり、健康が心配な方	市市民福祉部健康医療課（市保健センター）電話番号：0573-66-1111 内線：622,659 恵那保健所電話番号：0573-26-1111
アスベスト業務に従事したことがある方で、健康診断の胸部レントゲン検査で一定の症状があると診断された方は	恵那労働基準監督署電話番号：0573-26-2175

建物に関する心配
内容	問合せ先
ご自分の勤めている会社や住宅に吹付けアスベスト及びロックウールがむき出しになっており、心配な方は	市リニア都市政策部都市建築課電話番号：0573-66-1111 内線：203

廃棄物に関する心配
内容	問合せ先
家の近くにアスベストらしき廃棄物が投棄してあり、心配な方は	市環境水道部環境政策課電話番号：0573-66-1111 内線：543

悪徳リフォームに関する心配
内容	問合せ先
アスベスト問題に便乗した悪徳リフォームについて心配な方は	市総務部防災安全課電話番号：0573-66-1111 内線：162,167

「大気汚染防止法」に基づき、特定建築材料が使用されている建築物又は工作物の解体、改造、補修等作業を行う際には、事前に都道府県等に届出を行い、石綿飛散防止対策（作業基準の遵守）をとる必要があります。詳しくは、下記サイトをご覧ください。

環境水道部環境政策課
電話番号：0573-66-1111（内線 542・543）
メールによるお問い合わせ