家畜の健康診断

更新日:2021年03月01日

牛ヨーネ病検査

ヨーネ病は、法定伝染病ですので、家畜伝染病予防法により、家畜保健衛生所が定期的に検査することとなっています。また、発生農場やその関連農場、関連牛も検査することとなっています。これらの検査は必ず受けなければなりません。後継牛などを導入する場合はヨーネ病の検査を行って陰性である牛を導入するとともに、導入時には必ず家畜保健衛生所に連絡して、着地時の検査を受けることが大切です。(家畜伝染病予防法第5条による搾乳牛、育成牛の全頭検査は隔年でまた51条による県外導入牛の検査は随時行っています。)

牛ヨーネ病

鳥インフルエンザ検査

高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)とは、鳥類がA型インフルエンザウイルスに感染して起こる病気です。その中でも鶏や七面鳥などを死亡させる強い株(H5あるいはH7亜型のもの)があり、その感染によるものを高病原性鳥インフルエンザ(HPAI:High Pathogenic Avian Influenza)と呼んでいます。家畜保健衛生所では、毎月HPAIのモニタリング検査を実施しています。(緊急モニタリングはクロアカスワブ(注)によるウイルス分離検査、特定防疫指針は鶏の血液・気管及びクロアカスワブ、気管スワブを材料に、抗体の有無とウイルス分離検査を行っています。サーベイランス検査は採卵鶏、種鶏を対象とした血清抗体検査。((注)クロアカ:総排泄口といい人でいう肛門にあたる部分で卵もここから出てきます。)

豚オーエスキー病検査

オーエスキー病とは豚ヘルペスウイルス1の感染により起こるウイルス病です。妊娠豚が感染すると、約半数に異常産が起こり子豚は全身の震えや痙攣、運動失調、旋回運動などの神経症状を示して死亡します。岐阜県は清浄県であるため年2回の母豚の抗体検査を行う他、県外導入豚は陰性証明のついた豚しか入れません。

豚

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