MEGURIWAとフィアットが加子母でコラボレーション
加子母を舞台にフィアット500が走る様子が動画で紹介されました。
サステナブルな社会へ向けた製品開発を続けるイタリアの自動車メーカー「フィアット」。
多様性に満ちた「これから」と日本型の循環型社会の構築にむけて活動する「MEGURIWA」。
両者が、古来より美しい循環型の森林を守り育てる加子母を訪れ、SDGs達成と循環型社会の実現を見据えたこれからのモビリティをテーマに「500(チンクエシャント)」で走り抜けるコラボレーションが実現しました。
中津川市の最北端に位置する「加子母(かしも)」地区。
古くから良質な木材、特にヒノキの産地として知られ、伊勢神宮の式年遷宮のための材を提供する「木曽ヒノキ備林(旧神宮備林)」があり、歴史ある地区です。
ここには、受け継がれてきた自然と伝統文化によって育まれた人と自然・人と人との関係性によって成り立つ循環型社会があります。
森の恵み - 森林文化
環境を重視した新たな里山再生手法の確立により、森林を守って生かす「恵みの森林づくり」として整備された「加子母福崎環境の森」。
作業体験をはじめ、里山の生活文化、食文化、森林環境が及ぼす影響などを総合的に学ぶことができ、校外学習などの受け入れを行っています。
また地域では将来の林業の担い手確保のため、林業従事者を目指す学生の支援や就労支援も積極的に行っています。
教育の場は森林や自然だけでなく、加子母の住む人の暮らしや、文化にも広がっています。
芝居小屋加子母明治座(明治27年建築)は地歌舞伎やクラシックコンサートなど、生活に根差した魅力ある文化に触れることができます。
豊かな森林は良質な木材となり、建築用材や家具、まな板や箸などの生活用品として利用されます。
またヒノキの枝葉を回収し抽出した精油は海外にも出荷されています。
1本の木を余すところなく使い、生かすことで環境に配慮しています。
未来の子どもたちのために
加子母では林業を生業として人々が生活を営んでいました。
江戸時代には尾張藩領となり、厳しい森林保護政策が敷かれ守られたことにより、現在の平均樹齢400年以上の木々が立ち並ぶ山が残りました。
日本の文化財の修復を支える貴重な山として現在も保護されています。
取材協力した加子母森林組合では、『美林萬世之不滅(びりんばんせい これを たやさず)』を理念を掲げ、加子母地区の循環型の森林を守っています。
未来の子どもたちのために、いま、見直されようとしているサステナブルな循環型社会。
今回の、動画をきっかけとして、加子母の人や自然によって育まれる持続可能な社会の在り方に思いをめぐらせてみませんか。
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更新日:2022年02月10日