自動運転技術の社会実装を見据えた社会実験を実施しました!

更新日:2022年01月04日

自動運転車両が走る未来をイメージして

  東京大学との共同研究で令和3年12月9日~15日までの7日間、付知地区内にて社会実験を行いました。今回は有人運転車両のワゴン車で、1.地区内 人・物どこでも輸送、2.巡回便、3.移動販売(3日間)の3つの実験を行いました。この実験では170人の方に利用していただき、またアンケート調査にも回答を頂きました。

 

利用者の方からは、

「免許を返納したら、こういうサービスは助かる。」

「店から離れることができないから、荷物を運んでくれるのはありがたい。」

等のお声をいただきました。

 

また、

「実験1の予約の方法が難しい。」

「巡回便ルートは逆ルートがないと戻ってこれない。」

等のご指摘もあり、課題を見つけることができました。

 

  今後は、こういった住民の意見を反映しながら、継続して社会実験を行っていく予定となります。

  ご協力をいただきました皆様ありがとうざいました。

実験車両
野菜集荷
巡回便
移動販売

こだわりのバス停をぜひご覧ください!

  社会実験の一つの目玉として、付知地区の木工所と東京大学がコラボして、「木のまち」付知らしいこだわりのバス停を製作しました。

  使った木材はヒノキ、カシ、クリの3種類です。ピカピカの新しい木材ではなく、古材を利用しています。特にカシは、木馬(きんま)に使われていたというレアものです。木馬とは、トラックなどがない時代に山から丸太を運び出すのに使われていた木製のソリのことです。こうした歴史を感じる木材を再利用しているという点も、今回のバス停のポイントの一つです。

  また、いくつかのバス停には、その場所の歴史解説や古い写真、周辺の地図をプリントしたパネルを貼っています。林業や木材産業、製糸業、鉄道など、さまざまなテーマがパネルとなっています。郷土資料や付知の皆様にインタビューを通して学んだことをまとめてあります。

  下の地図で◇マークがあるバス停は1月中旬まで設置されています。バス停としての機能はありませんが、散歩の待ち合わせのついでに、パネルを見て楽しんでいただけると幸いです。

バス停位置図
手作りバス停

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