バスデータと位置情報の活用で利便性と生産性の向上へ!
バスデータと位置情報の活用によるバス利用者の利便性向上と、地方バス事業者の生産性向上に向けた「地方バス事業者ICT化推進モデルの実証実験」を行いました。
この取り組みは、中津川市が参画する一般社団法人最先端田舎中津川(代表理事:福本雅之名古屋大学客員准教授・中津川市公共交通会議委員)が実施主体となって行うものです。
実証実験の概要
実施期間:2021年3月末まで
実施場所:中津川市内、北恵那交通株式会社
利用者の利便性向上:バスを利用しやすくわかりやすく!
バス遅延情報をグーグルマップでおしらせ
GTFSリアルタイムに対応し、グーグルマップの経路検索サービスで北恵那バス到着時間の遅れを反映した最新の公共交通情報を提供します。
GTFS-JPを活用したデジタルサイネージ
中津川駅前バス待合所(にぎわいプラザ内)で、バスの発車時間をモニターに表示して案内します。
バスロケーションサービス
GTFS-JPとバスの現在位置情報をもとに、
でバスの運行状況を表示します。
事業者の生産性向上:"人にしかできない仕事"に注力できる環境を創出!
既存モバイル機器の活用
バス車両にモバイル機器(スマートフォン+格安SIM)を搭載。スマートフォンのGPS機能により位置情報を取得します。
情報共有のためにIP無線を導入
通信エリアが広いIP無線を導入し、運転士と運行管理者相互の情報共有が可能になります。IP無線は株式会社サイエンスアーツの
(バディコム)を採用しました。スマートフォンで取得した位置情報は、IP無線アプリを経由してサーバーに送信します。
リアルタイムでバスの状況を確認
位置情報を活用した運行管理支援システムを整備し、運行管理者がバスの運行状況をリアルタイムで把握できるようになります。システムは株式会社ヴァル研究所のバスロケーションシステムを採用しました。
GTFSリアルタイムのオープンデータ化
GTFSリアルタイムは
で公開します。
ダイヤ編成にデータを活用
バス走行データを蓄積し、定時性を向上するためのダイヤ編成に生かします。
実証実験
グリーンスローモビリティとICTを用いた地方都市バス活性化実証
地方都市の抱えるバス利用者の減少やバス事業者の採算性悪化などの問題に対して、グリーンスローモビリティやICTといった新技術を活用して解決策を見出すための実証実験を行うプロジェクトです。
実施主体:一般社団法人最先端田舎中津川
- 中津川市をフィールドに、地域公共交通の活性化モデル確立に向けた実証実験を行うために設立。
- 中津川市公共交通会議委員の福本雅之氏(名古屋大学客員准教授)を代表に、
株式会社早稲田大学アカデミックソリューション、
MoDip、
公共交通利用促進ネットワーク、
北恵那交通株式会社、
中津川市が団体の運営に参画。
この記事に関するお問い合わせ先
定住推進部定住推進課
電話番号:0573-66-1111(内線324・328・329)
メールによるお問い合わせ
更新日:2022年07月29日