東美濃ふれあいセンター展示室

更新日:2024年04月04日

東美濃ふれあいセンターの展示室

東美濃地域の地芝居・人形浄瑠璃について紹介しています

地芝居・人形浄瑠璃の世界へようこそ!!

東美濃地域を含む東濃地方をあらわすことばとして「西濃の花火に東濃の芝居」があります。これは近世以降、庶民の娯楽として西濃では花火が、東濃では地芝居が盛んに行われたことを表しています。稽古を積み、時間をかけて創りあげた芝居を、演じる人と見る人が共に楽しむ地芝居は、この地域の人々の気質にあうのか、全国でも稀に見るほど、盛んな地域の一つです。

「地芝居」は「地狂言」「地歌舞伎」「村芝居」「農村歌舞伎」等、様々な表現をされます。「芝居」という言葉は、元来"寺社境内などの神聖な芝生"の意味でしたが、そこで芸能が行われた関係から"観客席"を意味するようになり、やがて"劇場全体"を、さらに"演劇"を意味するようになりました。

「地芝居」という言葉には、私たちが受け継ぎ、伝承していこうとしている"この「地」で行われる芝居"、"「地」のものを催す芝居"の原点があります。 「人形浄瑠璃」は、「操り人形」また、単に「操り」と呼ばれ、この地域では盛んに行われています。

なお「文楽」とは、幕末の頃、「植村文楽軒」という人物によって興行されていた人形浄瑠璃芝居のことをいい、明治になって「文楽座」と「彦六座」という2つの座が人形浄瑠璃の人気を二分していましたが、やがて文楽座のみが継続していくことになり、「文楽」が日本の人形浄瑠璃の代表名となりました。

展示室では、この地域の特色となっている「地芝居」「人形浄瑠璃」の一端を紹介し、より多くの方々に、伝統を守り、伝えていくこの地域の熱気を感じていただければ幸いです。

展示室からのお知らせ

東美濃ふれあいセンターの展示物

地芝居に限らず、歌舞伎や文楽など伝統芸能に関する道具や資料をお持ちの方、ぜひお知らせください。おじいさんが使っていた浄瑠璃本や、昔の芝居小屋の写真など、どんな小さなものでも結構です。

情報をお寄せくださった方には、こちらから連絡をさせていただきます。
郷土の資料を後世に残していくためにも、ぜひご協力ください。

ご連絡は東美濃ふれあいセンターまで。
電話番号0573-68-8000

常設展示のご案内

入館時間

東美濃ふれあいセンターの展示室

休館日

毎週月曜日(その日が国民の祝日及び休日の場合は翌日も休館となります)及び12月29日から翌年1月3日まで


内容

展示室では、東美濃地域の伝統芸能について、4つのテーマにそって常設展示をおこなっています。

  1. 街道・歴史
  2. 地芝居
  3. 人形浄瑠璃
  4. 画家がみた伝統芸能

今までの企画展

平成12年度

  1. 企画展「團十郎と中津川」 期間 2000(平成12)年9月1日~ 展示品 「七代目團十郎礼状」「七代目團十郎扇面」「九代目團十郎襲名記念扇面」他
  2. 企画展「番付いろいろ」 期間 2001(平成13)年2月8日~3月4日 展示品 「中津川中ノ芝居番付」「旭座役割番付」「春木座辻番付」他全15点

平成13年度

  1. 企画展「師匠中村津多七」 期間 2001(平成13)年5月19日~9月2日 展示品 「素人歌舞伎狂言大会優勝旗」「つけ板・つけ」「見台」「表彰状」他全30点

平成18年度

  1. 企画展 「昭和の役者絵~弦屋光渓 木版画展」 期間 2007年(平成18年)12月10日~1月28日 展示品 「桜姫東文章 釣鐘権助(初代 片岡孝夫)」他全21点

問い合せ先

東美濃ふれあいセンター
電話番号:0573-68-8000
ファクス番号:0573-68-8016

この記事に関するお問い合わせ先

文化スポーツ部生涯学習スポーツ課
電話番号:0573-66-1111
(内線:スポーツ推進係4306・生涯学習係4308)
メールによるお問い合わせ

知りたい情報が見つからない・わかりにくかったとき