生活保護制度
生活保護制度とは
「生活保護」は、真に生活に困った場合に、国が最低限度の生活を保障し、自立した生活を送れるよう援助する制度です。 本当に困った時、生活扶助や医療扶助などの「生活保護」を申請することは、国民の「権利」です。
生活保護を受けるために
生活保護は世帯単位で行い、世帯員全員が、その利用し得る資産、能力その他あらゆるものを、その最低限度の生活の維持のために活用することが前提となっています。
資産の活用
現金、預貯金、生命保険、土地・家屋、自動車、貴金属など資産の保有状況の調査を行います。売却などが可能な資産がある場合には、処分して生活費に充てていただくこともあります。ただし、居住用の不動産は原則として保有が認められますし、事情によっては自動車やオートバイの保有が認められる場合がありますので、ご相談ください。
能力の活用
働ける能力のある方は、その能力に応じて働く必要があります。ただし、病気や障がい、その他の理由で働けない方は、その問題解決を優先します。
親族からの援助
親、子ども、兄弟姉妹など民法上の扶養義務のある方から援助を受けることができる場合は、援助を受けてください。
なお、親族からの扶養は可能な範囲での援助というものであり、援助可能な親族がいることで生活保護の申請ができないというものではありません。
他の制度・施策の活用
年金、各種手当、医療助成、社会保障など、生活を支えるためのさまざまな公的な制度があります。生活保護の前に、それらを優先して活用していただきます。
更新日:2021年06月24日