想いのこもった式になりました -第74回 坂下中学校卒業証書授与式挙行-

更新日:2021年03月15日

  令和2年度 坂下中学校卒業証書授与式を3月12日(金曜日)に挙行いたしました。来賓は坂下総合事務所長、PTA会長、家庭教育委員長の3名のみ、保護者は各家庭2名まで、アリーナは卒業生、保護者、来賓、教職員、2年生、1年生は3階ギャラリー席という制限を加えて実施しました。

  卒業証書授与での一人一人の堂々とした姿、希望に満ちあふれた表情に3年間の確かな成長を見る思いでした。

  また、在校生、卒業生それぞれの想いが送辞、答辞の中に込められ、厳粛な雰囲気の中、感動的な式となりました。以下は、送辞・答辞それぞれからの抜粋です。

送辞:「(前略)中庭で行われた合唱交流会。男声パートの迫力ある歌声と女声パートの美しい歌声が1つとなり、聴く人を魅了する合唱。取組期間中は美しい歌声が校舎に響いていました。本番では合唱に込められた思いが姿から伝わってきました。合唱交流会で示してくださった学年のまとまり、だからこそ味わえる達成感。積み上げてきた過程が確かな財産になっていくことを教えてくださいました。私たちも3年生のような合唱がしたい、そして超えていきたい。先輩方の合唱は私たちに伝統を引き継ぐ責任の重さを感じさせてくれました。(中略)    先輩方が卒業されると思うと、本当に寂しくなります。同時に先輩方のように学校を支えていけるだろうかという、大きな不安も生まれてきます。しかし、これまで私たちを導いてくださったことを胸に、先輩方が高めてくださった坂下中学校を、来年度、僕たちは誰もが自慢の学校と言えるように全力を尽くします。そのために、今日この日から在校生一同、大きな決意と強い自覚をもち、これからの坂下中学校を更に高めていくことを約束します。(後略)」

  答辞:「(前略)今年度新しく生み出した取組の1つが『ひびきあい集会』です。コロナの影響で縦のつながりが少ない中、他学年と活動できた集会はとても有意義な時間となりました。各学年の様々な視点から意見を聞くことによって、『坂下中学校の現状』を共有することができました。また、他学年の意見から新たな見方を知ることもできました。この集会を通して、人権に対する意識も高まりました。全校で意見を深め合える集会を来年度も引き継いでいってほしいと思います。(中略)僕たちは、中学校生活の礎である『坂中の元気』を3年間大切にしてきました。また、その元気さを生かして、先輩方から教わった「残すべきものは残し、変えるべきものは変える」という考えのもと、元気で活気溢れる「僕たちの坂中」を創り上げました。みなさんも僕たちが卒業した後は、伝統を引き継ぎ、守り、時にはその形を変えて、誇れる坂中の姿を探し求めてほしいのです。そこで大切にしてほしいことは、頑張る仲間を決して馬鹿にしないことです。(後略)」