6月12日「3年生～修学旅行10」

修学旅行1日目、そして、平和学習を締めくくる、最後の活動は、原爆ドームに向かって、元安川をはさんで、川岸からの2曲の合唱。

手紙で泣いた後じゃ、歌えないよ。泣いちゃうかもしれない。そんな声も聞こえてきましたが、それでいい。どんな想いを込めて歌うかが大切なんだ。

想いが強ければ、それは必ず聞く人の心に届く。

届いた。間違いなく届いた。人通りが少なく、静かな公園と原爆ドーム前でしたが、その少ない人たちは皆、足を止め、立ち止まり、聞き入ってくれました。対岸で聞いてくれた人たちはほぼ全員、動画を撮っていました。

もう一度歌いたい。そんな声もきかれましたが、1回きりの、1回だけのステージと決めたから、その想いは大切にしてホテルへの帰途につきました。

被爆講話の講師の方は、わざわざ再度来てくださり、セレモニーと合唱を見届けてくださいました。

長く、中身の濃い、他校では行わない、苗木中だけの1日がおわりました。

ちなみに、私の1日の歩数は22000歩。手配や指導で生徒たちよりは多かったとは思いますが、みんな2万歩くらいは歩いたのではないかと思います。

新幹線での車酔いを引きずっている生徒、食べ過ぎによる体調不良者はいるものの、全体としてはみんな元気です。私以外は。おやすみなさい。