11月14日「6年1~音楽」

更新日:2023年11月14日

6年1部の音楽の授業を見ました。10分間くらい見て違う教室へ・・・と思っていたのですが、面白かったので丸々1時間見てしまいました。

グループごとに歌の練習。上手く歌うとか、そういう次元ではなく、どう歌う、何を表現する、どんな工夫をするといった観点での練習でした。

そして、発表会・・・・・グループとはいえ、人前で歌うのはなかなか勇気のいることですが、さすが六年生、嫌がることなく歌っていました。

う~ん・・・なかなかうまい。

歌う前に、何に気をつけるのか、どんな表現をするかなど、音楽的、想像的な感じの注意点を述べてから歌い始めます。

これが、その曲を正しく歌うためだけではなく、作曲者の思いを想像し、その曲の良さを引き出すような工夫について話していました。すごい・・・やるな・・・と思ってしまいます。

小6~中1の思春期の男子は、声変わりに差しかかり、歌うのはつらそうですね。出そうと思う声や音程が出てこない。みんなが同じ道を通るので仕方ないですね。

歌い終わったグループに対する感想も・・・ちょっとびっくり。予想していた感想とは違っていました。「みんな声をそろえていて良かったです。」「高い音もしっかりと出ていて良かったです」・・・という感想を予想していました。

しかし、そんな感想はほとんどありません。その曲のもつ良さをどう表現したのか、そういう視点での感想でレベルが高いと感じました。

全員ではないけれど、さっと手が挙がり、もじもじすることもなく音楽的な観点で感想が言える・・・・・素晴らしい・・・・・が、、、ならば、もっと日本語を工夫してみたい。いい観点で捉えている、いいところを発見している、すごいことに気付いている、なのに、それを表す日本語が薄っぺらい感じ。もっと言葉を工夫してみよう、言葉を選んでみよう、言葉にこだわってみよう、もっと、この考えや思いや気づきを、ちゃんと伝えたいという強い思いをもってみよう・・・・・そうすると、もっと素敵な授業になるはず。期待したいな、6年1部。