12月22日加子母の先人に学ぶ山づくり(4年生)

更新日:2023年01月05日

内木先生に来て頂いて、加子母の森について色々と教えていただきました。

世界の森林の中でどれくらいが人工的に作られた森なのか(植林して育てた木なのか)世界的には5%

しかし、加子母では、森林の73%を人工林として整備している。さらに、その内の80%がひのきの森であることにびっくり。

ヒノキは、立派な建物にしか使われないこと、城や神社を作るときに使われたこと

中でも、伊勢神宮の木として使われていること

そんな、森を守るために、昔の人たちが大切にしてきたこと、守ってきたことに興味津々

無理矢理、木を伐って恐ろしいことがあったこと、それを鎮めるために神社がつくられたことを聞いてびっくり。

木を伐って、木材になるまでの巻物を見て学びました。

授業後も、先生に質問に来る子もいて、熱心に勉強をすることができました。

加子母小学校の校歌の3番には、

「ひのきのように たくましく きびしい冬を 幸として くじけぬ体 きたえつつ

ぼくもわたしもここに育つ 加子母小学校 ああ我が母校」とありますが、

ヒノキは寒い冬をしっかりと越えて、細かくて美しい年輪をしっかりと刻みます。その美しさ丈夫さから城や神社など本当に素晴らしい建物に使われます。(昔は武士しか建物に使えなかったとお聞きしてびっくりしました。)

昔から、一世一代の晴れ舞台のことをひのき舞台というように、最高級の舞台を創り出してきたのがこの加子母の先人であり、加子母の木守の関係者です。

そんなヒノキを守り育ててきた先人の思いや願いに触れ森林学習が深まりました。それと共に、やがてこの子たちがヒノキ舞台に立って活躍してくれることがたのしみになりました。

どの子も、今日の学習を通して、自分たちの先人やふるさとにさらに誇りをもったように感じました。