11月10日命を守る訓練(不審者対応)を行いました

更新日:2022年11月10日

園・小・中・地域合同の不審者対応訓練を行いました。今日の想定は、中学校に不審者が侵入しその連絡を広報と電話でもらって全校児童が一カ所に避難して助けを待つ訓練です。

担任の先生は、教室に設置してある刺股を持って、児童を引率して避難します。

3年生・4年生と1人の先生で2クラス誘導することもあります。

保健主事の先生より、授業中でない休み時間や特別教室にいるときに不審者が来たらどうするのか、日頃から考えることを教えていただきました。

避難及び人員確認が2分40秒でできました。普段の体育の時間の半分の時間で、静かに行動できました。

さらに、登下校中の不審者対応どうするのか子供たちと一緒に考えました。

子供たちは、不審者とは、黒い服を着て黒いめがねをしていると思っています。本当の不審者は、そんな人ばっかりではないですね。

先生たちは、分担を決めて、バリケードづくりをしました。少しの時間でも長く子供たちを不審者から守れるように、机と椅子でバリケードを作り、階下からの進入を刺股で防げるように練習しました。

2年生の先生が刺股で守ってくれます。2年生は後ろからのぞいていますが、本当の時は別室で隠れます。

先ほども書きましたが、不審者は黒い服で黒いめがねで・・・なんてことはなく、いつやってくるのか、どの人がそうかなのかなど見た目では分かりません。見抜く目が必要になります。それには、日頃からの元気なあいさつが大切になります。

そこで、日頃から登下校中に元気なあいさつを地域の方にするよう指導しました。あいさつをすることで、普段から近所にいる人(みんなを見守ってくれる加子母の人)かどうかをしっかりと知ることができます。

ぜひ、登下校時に地域で子供たちを見かけましたら、明るいあいさつをお願いします。(具体的に、〇〇さんのお母さんだけど分かる?とか、ここに住んでいるよ。とかも話しかけてくださるとより安心です。)

また、元気にあいさつをして、相手の顔をしっかりと見ることで、不審者が行動を起こそうとする気持ちをそぐことができるとも言われています。逆にあいさつもせずにとぼとぼと歩いている子は内気に見られて不審者が優位性をもって行動しやすいとかも言われています。

さらに、昔は不審者といえば、「お菓子をあげるから、ついてきて」なんて誘うと教わりました。しかし、オレオレ詐欺同様、現在の不審者はかなり巧妙で、「君の家の人に頼まれたのだけど、君の家族が交通事故で緊急入院したので、その病院に行くからこの車にのりなさい」とか「君は、加子母小学校の子?校長先生の知り合いだけど、学校まで案内してほしいから、この車に乗ってくれないかな?」とか、「有名な〇〇という雑誌のカメラマンなんだけど、君とってもかわいいから次の〇月号の雑誌に載せるので写真を撮らせて」なんて、巧妙な声かけ事案があるそうです。

お家でも、今一度、不審者対応として、1、ついていかない 2、誘いにのらない 3、不審者だと思ったら大声、ブザー4、すぐに走って逃げる 5、大人の人にすぐに知らせる等を確認してくださいますようよろしくお願いします。