10月26日トマトの選果場見学に行って来ました(5年生)

更新日:2022年10月27日

トマトの選果場見学に行って選果の仕組みを調べてきました

ここに集まってくるトマトは付知福岡と加子母のトマト農家、55軒から集まってきます。その内、33軒は加子母です。

5年生は、探検ボードを使って、教えてもらったことを一生懸命メモしました。

全体の説明の後は、実際に機械や選果の様子を近くで見せていただきました。

「集まってくる品種は?」麗月が多いそうです。(5年生が育ててきた品種と同じです。ももたろうは1割程度だそうです。)

青いケースの中にはたくさんのトマトが入っていました。青いケースにも秘密があるそうです。(詳しくは5年生に聞いてみて下さい。)

ダンパーでは、ケースからトマトがゆっくりと機械の中にあけられます。ゆっくりしあけないと・・・あけられたトマトは洗浄機を通って、選果台で、4人の人の目で選別されます。そしてその後、選別機へ

 

子供たちがのぞきこんでいる選別機はなんと、2800万円もするそうです。

選別されたトマトが、大きさ、色でそれぞれの場所に選別されていきます。

実際に箱詰めされる所も見せていただきました。箱が3つたまると自動で運ばれていきます。

集まってきた箱はひもで梱包されて、種別でパレットの上に分けて積まれます。

加子母のトマトは、この後冷蔵庫で冷やされて、岐阜市場や京都市場に運ばれます。一部はレストランやモスバーガーなどにも行きます。

選果場を見学した後は、加子母トマト生産組合の農場でトマト作りの工夫を教えていただきました。なぜ、加子母がトマト作りに適していておいしいトマトができるのかなど、詳しく教えていただきました。

自分たちも、学校のハウスでトマトを育ててきたので、自分たちの経験をもとに、いろんな質問をしました。体験からくる質問はつきません。

トマトをたくさん収穫するために、斜めに育ててあります。斜めにすることで、その長さは、3.5mになるそうです。ちなみに、学校のトマトは2.5m位です。その分たくさん収穫できるそうです。

加子母の生産組合は、みんなで助け合って、より良いトマトがみんなで育てられるように、仲間で勉強会をしたり、うまくいったら、その方法を共有してみんながよいトマトを作れるようにしているそうです。このハウスも、新たにトマト農家になろうとしている人が勉強するための施設だそうです。

今日も、加子母のトマトの秘密がたくさん分かりました。教えていただいた選果場の皆さま、加子母トマト生産組合の皆さま本当にありがとうございました。

加子母のトマトがどうやって、品質を高めているのか。そのためにどんな工夫をしているのか、どんな思いで活動しているかなど、生産者の思いが子供たちに伝わってきました。

よく商業の世界では、「三方良し」という言葉が大切にされます。「三方良し」とは「売り手良し・買い手良し、社会良し」と言われ、売り手が自分の利益だけを考えるのでなく、買う人の事を考える事が大切である。さらには、その商売によって社会が良くなることまで考える事が大切であるという意味だったかと思います。

加子母トマトの生産組合の皆さんは、トマトの生産を通して、社会(地域の仲間や次にトマト作りをしようと考えている人)の事まで考えてトマト作りに取り組んで下さっているように感じました。5年生の心にも、加子母の先人の心が伝わったことだと思います。

今日も、地域の方々のご協力で子供たちが学びを深めています。本当にありがとうございます。(帰りにトマトのお土産までいただいて、本当にありがとうございました。)