10月12日森の健康診断に出かけました(4年生)

更新日:2022年10月13日

4年生は加子母の自然・林業について総合学習の時間に勉強をしています。今日は、加子母森林組合の方に教えていただいて、「森の健康診断」を行いました。

ヘルメットを借りて、安全に配慮して、2つの森を調査しました。

1つめの森です。グループに分かれて、森の様子を調査します。

生きものがいないか調べたり・・・

地面の様子を見たり・・・

枝の様子を見て、明るさを調べます。

回りにどんな植物がはえているのか調べます。

この葉っぱは・・・

2つ目の森は、少し急斜面です。よく見ると、切り株があって、座れます。(間伐が割れていることがわかるのですが・・・)

地面が柔らかくて、ふかふかしているね。

もともとは、ささが生えていたところで、今日のために、ささを刈ってもらっていましたが・・・それでも、たくさんの種類の植物がはえています。

1つめの森で雨が降ったときの、水がどのように流れるかを実験しました。

2つめの森でも水を流して、比べます。結果どうなったかは、4年生のお子さんに聞いてみて下さい。

2つの森を調査・比較した後は、学びの森の間伐の様子を見せていただきました。

子どもたちにあわせて、木を切っていただきました。

切り方を知りたいと、子どもたちから質問があり、早速、実際に倒された切り株のところで、「や」を使った倒し方を詳しく説明して下さいました。

写真では伝わりにくいかも知れませんが、すごい迫力で、木が地面に倒れた時の、低い大きな音はおなかに響く感じがしました。

子どもたちも、その音を生で感じることができました。

 

加子母に伝統的に受け継がれている、林業。また、加子母小学校の校歌の3番に「ひのきのように たくましく きびしい冬を 幸として 」と歌われているひのき。

子どもたちは、実際に体験を通して学ばせていただきました。(余談になりますが、最近は、インターネットも発達して、大抵の現象は動画で見ることができます。しかし、100回動画を見ても、1回の実体験には勝てません。動画では、音声を大きく上げたり、ズームにすることで迫力は創り出すことができます。しかし、実際に目で見て、耳で聞いて、皮膚で感じた迫力。自分の予想を裏切る、お腹に響く音。これは、加子母でしか学べないすばらしい体験です。)

こんな、学びができるのも、地域の方々が子どもたちのためにと、いつも力を貸していただいているおかげです。様々な体験を通して学んだことは、一生の宝です。もし、自然の少ない都会で暮らして見える親子でそんな体験をさせたいと考えて見える方がいましたら、是非、おすすめです。(手前味噌なことを書いてしまい、申し訳ありません。)

貴重な体験をさせていただき、加子母森林組合の皆さま本当にありがとうございました。