10月5日高齢者疑似体験をしました(6年生)
6年生は、社会福祉協議会の方に来て頂いて、福祉について勉強をしています。今日は、実際に高齢者の気持ちがわかった上で介護ができるように高齢者疑似体験を行いました。
高齢者とは65歳以上の人いいます。75歳以上の人は後期高齢者といいます。みんなが暮らす加子母地区の高齢化率は、なんと、41.4%です。(ちなみに全国平均は28.4%です)
高齢者になると、目が見えにくくなったり、耳が聞こえにくくなったり、運動機能が衰えてきたり、手足で細かい作業ができなくなったり、記憶力に変化が表れたりします。早速、装具をつけて疑似体験してみましょう。ペアの子は介助をお願いします。
歩くだけでも、最初は不安です。手をつないで優しく介助できています。
細かい動きが苦手になってくるので、実際にお皿のおはじきを箸でつまんで・・・む、むっ 難しい。
財布から小銭を出して、募金箱に入れるのもうまくいきません。
ペットボトルをあけて、お茶を飲むのも一苦労。
申請書を書くのは、本当に難しい、紙の色が少し違うだけで見にくくて・・・
新聞や本を読むのも一苦労、、、。テレビ欄で見たいテレビを探すだけでも・・・。
階段は本当に足下が見えにくく、最後の一段があるかどうかが・・・介助の友達が、「あと〇段だよ。」と言ってくれて初めて降りられました。
高齢者の疑似体験をして、実際に自分が感じることで、どのように介助してもらえるとうれしいか、どういう風に接してもらいたいかが、わかります。
子供たちも、「こんなに、文字が読みにくいのか」「こんなに歩くのがつらいのか」「箸がうまく使えないので、スプーンがほしいし、こぼしてしまう」「階段は、どこまであるかわからなくて、こわかった・・・」など、体験を通して、高齢者の気持ちになって考えることができました。
相手を思いやることから、介助する気持ちや福祉の心が始まりますね。
このあとの学習が楽しみです。
更新日:2022年10月05日