物を燃やすはたらきのある気体って何?
6年生の理科では、物の燃え方について勉強をしています。
今日は、特に、空気中の気体(窒素・酸素・二酸化炭素)の中で、物を燃やしている気体は何なのかをみんなで考えました。
6年生の理科は、加子母中学校の佐野先生が教えて下さっています。
最近は、「物の燃え方」について、物が燃える時、いったどんな気体が必要なのか?空気中で物を燃やす時には、空気の入り口と出口なのかどうか実験をして調べています。
缶に入った気体(窒素・酸素・二酸化炭素)を、水の中で集気瓶に入れます。瓶を水槽に沈めて、気体を捕集するだけでも結構難しいです。
さて、瓶に酸素を集めて、その中に火の付いたろうそくを入れるとどうなるのか?
酸素が物を燃やす時に必要な気体なら、ろうそくが燃えるはず・・・さて、どうなるかな?
窒素、二酸化炭素でやった時は、ろうそくの火が消えてしまったけど・・・酸素ではどうなるのか?
酸素の入った瓶に入れると、激しく燃えました。
どういうことなんだ?実験結果をもとに、考えます。
理科では、身近な現象を子供たちの予想をもとに考え、実験や観察を通して確かめていくことを大切にしています。
実験前は、「空気中の78%が窒素と聞いたので、きっと窒素が物を燃やすのに関係がある。」と多くの子供たちが考えていました。
しかし、「酸素があると、激しくろうそくが燃えたよ。つまり・・・」なんて声がそれぞれのグループから聞こえていました。
物が燃えることって、大人になってみると当たり前のように(?)感覚としてつかんでいますが、キャンプで薪を燃やす時、空気の入り口と出口を意識して薪を並べないと、うまく燃えないことや、冬に長時間、室内でストーブなど焚いていると空気が悪くなってくるのを感じたりすることは、 目に見えない気体の存在をイメージできるようになってきたからかもしれません。
理科をいっぱい勉強して、そんな、目に見えない物が見える(イメージできる)ように成長していくことが楽しみです。
更新日:2022年05月12日