11月22日水は温まると体積がふえるのか?(4年生理科)

更新日:2023年11月28日

4年生では、いろんな物の温度が変わると、体積はどうなるのかを勉強しています。今日は、水を温めると、体積が増えるのか?水を冷やすと、体積が減るのか?を実験を通して調べました。

試験官に水を満タンまで入れて、ガラス管を通したゴム栓をします。ふたで押し出された分だけ、ガラス管の中に水が入ってきます。さて、カップに入れたお湯の中に、その試験管を入れて、試験官の中の水を温めると、水の量(体積)は増えるのでしょうか?ガラス管の中の水の様子を食い入るように見つめています。

こちらのグループも、水が温められてふえるのか興味深々。

どういうことなのかな?グループ内で結果をもとに話合いが始まりました。

温められて、みるみる増えていく水の様子にくぎ付けです。

湯で温められた、水の体積は、見ている間にどんどん増えていきます。(ちょうど、温度計のように液が増えていきます。)

では、逆に冷やしたら、体積はどうなるのでしょうか?試験官を氷水の中に入れてみると・・・

仲良く、頭を寄せ合って、実験結果に夢中です。

つまり・・・こういうことか?物は温められると大きくなって、冷やされると、小さくなるのか?

「じゃあ、ジュースは冷やさない方がたくさん飲めるのか?」日常生活につながる、考え方が聞こえてきました。
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水のような液体では、温めると体積が増えて、冷やすと減るんだけど、他の鉄(固体)とかは、どうなのかな?

理科室の実験結果が、一般の自然現象に広がっていきます。

とても、素敵な勉強ができていました。

今日の、ワンポイント雑学(理科)

ちなみに、基本的にはすべての物は、温めると体積が増え、冷たくなると体積が減ります。日常生活の中でも、川にかかる橋が、夏の間に体積が増えて少し伸びます。伸びて橋が壊れないように、橋にはつなぎ目が作ってあり、夏に温められた時にちょうど良い長さになるようになっています。

(もし、橋を渡る機会があったら、つなぎ目を探してみてください。冬は、橋の体積が小さくなっていますので、つなぎ目の隙間がかなり広がっています。冬に車で橋を通過するときに、ガタ、ガタと普段より大きな振動がするのは、隙間のせいかもしれません。)

(電車のレールもそうなっていますが、線路は危険なのでお勧めしませんが・・・)

その他にも、いろんなものに利用されているので、子供と探してみるもの面白いかもしれませんね・・・。