7月12日防災研修(災害時の炊き出し)をしました(6年生)

更新日:2023年07月12日

加子母小学校では、コミュニティ・スクールとして子供たちの豊かな体験活動を多くの地域の方々が支援して下さっています。今日は加子母防災士会さん、学校運営協議会の理事の方、加子母総合事務所の方に来て頂いて、災害時の炊き出しを作る勉強をしました。

防災士会の方が、作ってくださったロケットストーブを使って、防災時の非常食をつくります。もしもの時には、6年生は、地域の食を守ってもらうことになります。

ロケットストーブに火をつけます。事前に、よく乾いた木の枝や葉などを拾っておいたので焚きつけに使いました。もしもの時にも、加子母ならすぐに準備ができますね。

上手く火がつくように教えてもらいました。

みんなが、火をつけるのに夢中になっている間に、みんなが気付いていない別の仕事をさりげなく行って支えている人がいます。それが6年生の素敵な所です。(今日は、気付いて鍋に水を汲みに行って、次の準備をしてくれていました。)さすが、最高学年ですね。

鍋をロケットストーブの上に置いて、湯を湧かします。もしもの災害の時には、水はきれいでなくてもできます。(沢のみずでもOKです。)

グループの半数が、調理室へ行って交代で、食材の準備をしました。ビニル袋に、米と水・カレーの材料とルーを入れました。

食材は、うまく準備できました。」

一方、ロケットストーブであっという間に、お湯が沸騰してきました。燃料の木は、運動場のケヤキの枯れて落ちた枝です。木の大きさも割り箸くらいの大きさでOKです。環境にも優しいし、それぐらいの枝は、加子母のどこでも拾うことができますね。

湯が沸いてきたら、ビニル袋に詰めた食材をビニル袋ごと入れます。

鍋で袋ごとグツグツ煮ました。

火の番をして、様子を見ました。ビニル袋の中でご飯は炊けたかな?

待つこと、約45分間。カレーもできたかな???

できたご飯とカレーをお皿に盛り付けて・・・

いただきまーす。(大盛りですね。)とっても、おいしくいただきました。

ここでも、気付くとゴミ袋を手にみんなの食べおわったゴミを回収する姿が見られました。何か一つの事をみんなで行うときには、それに協力して動く(支える)人が必ず必要になります。素敵な姿です。リーダーを経験する中でそんな力も身に付いています。

食べ終わって、みんなで進んで後片付けも・・・

みんなで、きれいに片付けができました。

感想をみんなに聞くと、一斉に手があがりました。少し紹介します。

「少し、難しかったけど、今日やってみて、分かったので、災害の時には役に立てるようにがんばりたいです。」

「私は、火が怖くって、苦手だなって思っていたけれど、火に木を入れたり、上手にできて良かったです。」

「もしもの時には、がんばってやりたいし、カレーがとてもおいしかったです。そして、やってみて、自信がつきました。」

地域を守る、地域未来人になれそうでとてもたのもしく感じました。

今後、6年生は、防災も含めて、加子母の断層の事を勉強したり、福祉の勉強をしたりして加子母の幸せな暮らしについて勉強をしていきます。

最後になりましたが、加子母防災士会の方、総合事務所の方、学校運営協議会として活動をつないで実現させてくださった方、とても、素敵な体験をありがとうございました。