熱中症にご注意ください
近年、地球温暖化に伴う平均気温の上昇により、全国的に熱中症による死亡者数、搬送件数は増加しています。「熱中症」について知り、ご自身や家族の健康を守りましょう。
環境省による「熱中症特別警戒アラート」の運用が開始されました
広域的に過去に例のない危険な暑さ等となり、人の健康に係る重大な被害が生じるおそれがある場合、環境省から「熱中症特別警戒アラート」が発令されます。
1.発令の基準
県内のすべての暑さ指数情報提供地点において、翌日の日最高暑さ指数(WBGT)が35(予測値)に達する場合に発令されます
- 暑さ指数(WBGT)とは気温、湿度、輻射(放射)熱から算出される指数
2.発令のタイミング
熱中症特別警戒アラートが発令される前日の午後2時頃に環境省から発令されます。
- 中津川市では環境省からの発表を確認次第「市民安全情報ネットワークメール(衛生環境情報)」でお知らせします。
3.発令情報をいち早く受け取る方法
環境省はLINE公式アカウントを開設し、熱中症予防対策の情報配信を開始しました。お使いのスマートフォンなどのLINEアプリで環境省LINE公式アカウントを友だち追加することで、熱中症警戒アラートの発表や暑さ指数の情報を受け取ることができます。
クーリングシェルターをご活用ください
熱中症特別警戒アラートが発令された場合、熱中症対策としては涼しい環境への避難が必要なため、クーリングシェルター(指定暑熱避難所)が指定の時間帯に開放されます。
中津川市でも市内指定施設がクーリングシェルターとして開設されますのでご活用ください。
熱中症はなぜ起きる?
熱中症を引き起こす条件は「環境」「からだ」「行動」によるものが考えられます。
「環境」の要因:気温・湿度が高い、風が弱い、日差しが強い、急に暑くなったなど
「からだ」の要因:高齢者や乳幼児、肥満の方、二日酔いや寝不足、下痢や発熱など
「行動」の要因:激しい運動、長時間の屋外作業、水分補給ができないなど
これらの要因が重なり体温調節機能のバランスが崩れると、どんどん体内に熱がたまってしまいます。このような状況が熱中症です。
熱中症の予防方法
暑さを避けましょう
エアコンをしっかり使いましょう!熱中症は室内でも夜間でも発生します。
- 無理な節電は避け、夜もしっかり使用しましょう
- 日中はすだれなどで日差しを和らげるなど上手にエアコンと併用しましょう
エアコンが使用できないときは…
- 日光を遮り、風通しをよくする
- 通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する
- 保冷剤、氷、濡れたタオルなどを肌にあて、うちわや扇風機であおぐ
- できる限り、冷房設備が稼働しているところへ避難する クーリングシェルターもご活用ください
屋外での注意
- 日傘や帽子を着用し直射日光を避ける
- 日陰などを利用し、こまめに休憩をとる
- 日中の暑い時間の外出や作業は避け涼しい時間帯を選ぶ
のどが渇く前にこまめに水分補給
人は汗や排せつなどで通常1日に2.5リットルの水分を失います。汗をかく時期はプラスして水分補給をしましょう。たくさん汗をかいた時などは、上手にスポーツドリンクなども活用しましょう。
熱中症が疑われるときの対応
熱中症が疑われる場合、涼しい場所に移動させ、水分、塩分やスポーツドリンクなどを補給しましょう。衣服をゆるめ、保冷剤や氷などで首のまわり、脇の下、足の付け根などの太い血管を冷やしましょう。
注意!! 自力で水が飲めない、意識がないなどの場合はためらわず救急車を呼びましょう。
この記事に関するお問い合わせ先
医療福祉部健康課
電話番号:0573-66-1111
内線:予防保健係623・健康支援係(母子)626・健康支援係(成人)627
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更新日:2024年06月14日