マイコプラズマ肺炎にご注意ください
マイコプラズマ肺炎は全国500ヵ所の「基幹定点医療機関」から患者数の報告が行われますが、現在の調査方法になった平成11年以降、最も多い状況となっています。 岐阜県においても基幹定点医療機関あたりの報告数が令和6年6月頃から徐々に増加しており、過去7年間と比べ報告数が多い状況が続いており注意が必要です。
マイコプラズマ肺炎とは
マイコプラズマ肺炎は「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こされる呼吸器感染症で、小児や若い方の肺炎の原因として比較的多いものの1つです。 マイコプラズマ肺炎は1年を通じてみられ、秋冬に増加する傾向があります。
症状
発熱、全身倦怠感(だるさ)、頭痛、咳などがあり、咳は長期にわたって(3〜4週間)続くのが特徴です。多くの人は気管支炎で済み軽い症状が続きますが、一部の人は肺炎になったり重症化することもあります。
感染経路
感染した人の咳のしぶきを吸い込む「飛沫感染」や、感染した人と接触する「接触感染」(ウイルスが付着したものに触れ、その手で鼻や口を触ることで感染)があります。
潜伏期間
感染してから発症するまでの潜伏期間は2〜3週間といわれています
治療方法
抗菌薬(抗生物質など)によって治療します。軽症で済む人が多いですが重症化した場合には、入院して治療が行われます。
予防方法
感染経路は風邪やインフルエンザと同じですので、普段から流水と石鹸で手洗いをすることが大切です。感染した方がいる場合は家族間でもタオルの共用は避けましょう。咳の症状がある時はマスクを着用するなど“咳エチケット”を心がけましょう。
この記事に関するお問い合わせ先
医療福祉部健康課
電話番号:0573-66-1111
内線:予防保健係623・健康支援係(母子)626・健康支援係(成人)627
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更新日:2024年12月04日