名古屋城本丸搦手馬出周辺石垣修復工事に蛭川の石が使われています!

更新日:2023年07月31日

20230725名古屋城石垣にて揮毫

炎天下の中揮毫

20230725名古屋城石垣工事現場で揮毫しました

日付を揮毫しました

令和5年7月25日(火曜日)

名古屋城本丸の北東部に位置する本丸搦手馬出周辺の石垣修復工事の一部に蛭川の御影石が使われることになり、その工事現場を視察してきました。
名古屋城の歴史的価値を後世に継承するための修復に当市の石材が使用されることは大変嬉しいことであり、誇らしいことでもあります。
江戸時代、中津川市の山林は尾張藩が御林用として管理し、名古屋城築城の際には多くのヒノキが搬出されています。こうした歴史的背景から本丸御殿の復元の際にも中津川市のヒノキが使用されています。石材については、蛭川産のものが使われていたわけではないようですが、当時の石場はなく近隣で質の良い御影石という条件も相まって採用いただいたものと考えています。
今後もこうしたつながりやご縁を大切にし、連携を図ってまいります。

視察の終わりに、蛭川の石材の割面に日付を墨で揮ごう(墨書)させていただきました。
当時の石垣工事の作業現場は大名ごとに決められ、それぞれに割り付けられた現場は複雑に入り組んでいました。苦労して集めてきた石が混同されないよう作業に関わった人物名や日付など目印(刻印)を付け区別することをしていたようです。
そんな石積みのルーツにも触れる視察となりました。

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