中津川市立坂下小学校
「未来へつなげる」小中学校市制70周年記念事業
事業名
やさか三小学校による交流事業
事業目的
やさか地区の三小学校(坂下小・山口小・川上小)の児童は小学校卒業後、坂下中学校に進学する。
この環境の変化は、多数を占める坂下小学校の児童にとっても大きく、不登校や相談室登校といった不適応に繋がる例も少なくない。そのため、高学年を対象に、総合的な学習の時間などを活用しながら、やさか三小学校による交流会を定期的に企画し、中学校への移行を少しでも円滑にできるように努めている。ここ数年はコロナ禍で思うような交流ができていない実情がある。また、交流会や宿泊研修等の行事を中心とした交流だけでは、十分な心の触れ合いが行われていたとは言い切れない実態もある。
そこで、今後はコロナ等の状況に左右されることなく交流が進められるよう、リモートによる交流や互いの理解につながる情報の受け渡しなど、ICTの活用を通して積極的に進め、ICTを活用したやさか三小学校の日常的な交流の充実を図る。
事業内容
- 購入した機器を使って、教室と外部をオンラインで接続するテストを実施した。
- 「マイク機能に対応していない」などのトラブルを解消できるように、機器を追加で購入すると共に、機器の接続や操作方法について、多くの職員に周知した。
- 日常のオンライン授業等で、機器の接続方法や操作方法に慣れるとともに、オンライン交流で実施できそうなアイディアを職員で交流した。
- やさか三小学校の打合せを本番と同じ環境で実施した。
- 坂下小学校の6年生が進行役となったやさか交流会(6年生)を実施した。
- 学校ごとに自分たちが取り組んできたことをスライド共有やタブレットによる中継等、ICTを活用して発表した。
- 1月以降には、卒業に向けて共通のキャンペーンを行い、その経過をオンライン朝の会で交流したり、5年生のやさか交流会もオンラインで実施したりするなど、オンライン交流の日常化を考えている。
事業成果
- GIGAスクールで児童が自らの学校の取組についてまとめたり、発信したりする学習を経験できた。
- コロナ感染の影響で対面での交流会は実施しにくい状況であったが、オンライン交流会を計画していたことで、計画通りに実施することができた。
- 他校児童との交流を通して互いを分かり合うことで、中学校進学への不安の軽減を図ることができた。
写真
オンラインでの交流の様子
オンラインでの交流の様子
オンラインでの交流の様子
オンラインでの交流の様子
オンラインでの交流の様子
オンラインでの交流の様子
来年度以降につなげていく取組計画
- 年度当初から計画的に実施することで、学校紹介や地域紹介等の活動を実施し、自分の住む地域への誇りや愛着を育むとともに、他地域への興味関心や敬意を育めるようにする。
- やさか三小学校の交流で発表するという機会を設定することで、相手意識・目的意識をもって、自分たちの生活する坂下地区の文化や伝統、自然等について調べたり、まとめたり、考えたりできるようにする。
この記事に関するお問い合わせ先
市長公室秘書広報課
電話番号:0573-66-1111(秘書係:内線306)
メールによるお問い合わせ
更新日:2023年04月21日