中津川市立第一中学校

更新日:2023年04月21日

「未来へつなげる」小中学校市制70周年記念事業

事業名

一中宣言 ~私たちが未来を変える~

事業目的

  • いじめをしない、させないという決意をもたせる。
  • 様々な立場の人について理解し、尊重する気持ちを育てる。
  • 自分以外の人々に対して、温かい言動ができるようにする。

事業内容

一中宣言学活(6月中)

全学級で「一中宣言」の内容と学級の現状を確認し、学級で大切にしていくことを 話し合う学級活動を行った。学級のよさや課題についてたくさんの意見が出され、「温かい言動を心掛ける」「仲間のためになることを進んで行っていく」などと決意が語られた。

命の教育講演会 (10月28日)

PTA家庭教育委員の企画で、講師に前田動物病院長の前田敬生様をお招きし、命の教育講演会を行った。
生徒たちが「一中宣言」や「命」についての自分の考えをまとめ、事前に前田先生に送付したことにより、講演会では「一中宣言」の内容を強調して盛り込んでくださり、全校で「一中宣言」の大切さや尊さを考えるきっかけとなった。生徒と保護者からは「命の大切さ、温かい言動の大切さなどについて深く考えることができた。」という感想が多く、機会があればまた聞きたいという意見がほとんどであった 。

生徒会長による全校放送(12月2日)

生徒会長による放送で「12月は人権の月」であることを全校生徒に伝えるとともに、社会科の学習で学んだ「人権とは何か」を説明し、「一中宣言」について改めてその大切さを訴えた。

「一中宣言アンケート」の実施(12月2日~5日)

生徒会長の放送をきっかけに、「一中宣言学活」や「人権学活」で決めた取組や宣言について、意識して取り組めているか(守れているか)のアンケートをとり、学級の実態を調査することにした。この実態調査の結果をもとに、「ひびきあい学活」でどのようなことを話し合うとよいのかを検討した。

「ひびきあい学活」の実施(12月7日)

アンケート結果をもとにして決めた議題について、各学級で話し合いを行った。生徒たちは、一人一人が学級の一員としてどのように行動していくべきかを真剣に考えた。さらに、一人一人の考えを集約して、「人権を守る学級の姿」を全員で明らかにし、共通理解を図った。

「ひびきあい集会」の実施(12月15日)

他学級や他学年の「一中宣言」や「人権」についての考えや取組を知るために、全校(1~3年の縦割り班)で意見交流会を行い、これからの学校生活で大切にしていくことを共通理解した。当日は、「未来へつなげる」小中学校市制70周年記念事業交付金を活用して作成した「一中宣言」のパネルの披露も行った。

事業成果

  • 自分の考えを話したり、仲間の考えを聞いたりしながら、自分たちの生き方を見つめる活動を何度も行ってきたことで、自分たちの力で自分たちのより良い学校生活を築いていこうとする姿が見られるようになった。
  • 歴代の一中生徒が一中宣言に込めた願いや歴史を知ることで、いじめをしない、させないという気持ちをもつことができた。また、一中宣言の改定をきっかけにして、温かい言動にあふれる第一中学校にしていこうという気持ちが高まった。
  • 自分たちの学校に「一中宣言」があるということに誇りを感じる生徒が増えた。

写真

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一中宣言学活

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命の教育講演会

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ひびきあい学活

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ひびきあい学活

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制作したパネル「一中宣言」

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パネル披露(ひびきあい集会)

来年度以降につなげていく取組計画

  1. 今後も生徒会の取組として、いじめや人権侵害の未然防止など、生徒が安心できる学校づくりを続けていく。
  2. 一中宣言をもとに、社会的弱者、ダイバーシティ(多様性)、LGBT(性的マイノリティ)などへの理解につながる学習や集会(ひびきあい集会)を計画的に行っていく。なお、来年度は、ドラマや映画でのトランスジェンダー指導を行っておられる西原さつきさん(乙女塾代表)をお招きし、「自分らしく生きていくこと」という演題で講演を行っていただく。

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