《苗木城周辺の自然19》〜ツクバネ〜

更新日:2023年08月04日

つくばね1

ツクバネの実

つくばね2

先端に果実がなっている

【ツクバネとは】

秋にできる果実が羽子板で衝く羽根に似ているため、ツクバネと名付けられました。4枚の羽根があり、羽根つき遊びに使えそうです。しかし実際に羽根つきに使うのはムクロジの実だそうです。
新芽や若葉を茹でたものは山菜として食用できます。また、果実はカヤと同じような味で、油炒めや塩茹でにして食べることができます。
ツクバネを増やしてみたい人が注意しなければいけないことは、果実ができるのは雌株のみであり、植栽の際には雌雄の別に気を付けないといつまでも実がつかないことになります。また、花は今年伸びた枝に咲くため、早春~初夏には剪定しない方がよいそうです。
ツクバネは遠山史料館から苗木城跡に向かう途中の小道の山側に生えています。日向を好む植物ですが、半日陰でもがんばって育っています。ぜひ一度、実のなっている姿を見つけてみてください。

中津川市苗木遠山史料館

〒508-0101 岐阜県中津川市苗木2897-2
電話番号0573-66-8181
ファックス0573-66-9290
メールによるお問い合わせ