《苗木城周辺の自然14》〜ホタルブクロ〜

更新日:2023年07月20日

ホタルブクロ2
ホタルブクロ3

ホタルブクロの花

「ホタルブクロ」
「ホタルブクロ」の名前は、子どもが袋のような花にホタルを入れて遊んだことに由来すると言われています。各地の平地から山地に広く分布する多年草です。日当たりのよい草原や、林縁などで多く見られます。初夏から夏の前半にかけて釣り鐘形の花を茎に多数咲かせます。
ホタルブクロには毒がありません。花、つぼみ、若苗が食用にできます。採取時期は暖地が3 - 4月、寒冷地で5月ごろが適期とされ、若苗の根を残すように株ごと切り取り、初夏に咲く花やつぼみは一輪ずつ摘み取って利用します。 若苗は苦味が強く、しっかり茹でてから流水に取り、おひたし、和え物、煮びたし、油炒め、汁物の具などにすると食べられます。生のまま天ぷらにもできるようです。 花やつぼみは、茹でた後に三杯酢やすまし汁にしたり、ホワイトリカーに漬けて花酒にしたりもできます。
ホタルブクロの花言葉は「正義」「忠実」「愛らしさ」「貞節」です。 誠実さを表す花言葉が多いのは、ホタルブクロの花が教会の鐘を連想させることにちなみます。 「愛らしさ」も、袋のような形からかわいらしさを感じたと考えられています。
5センチメートルぐらいの釣り鐘型の花がきれいに咲く様子は見ていて気持ちがいいものです。苗木城址に登る途中の道にホタルブクロが生えています。まだ、きれいな花が咲いていますのでぜひご覧ください。

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