《苗木城周辺の自然11》〜ヤブカンゾウ〜

更新日:2023年07月13日

ノカンゾウ
やぶかんぞう

ヤブカンゾウ

ヤブカンゾウやノカンゾウの蕾は解熱作用が、根と葉は利尿作用があると言われています。はれものには根を砕き、患部に厚く貼るとよいとされています
新芽は食べられる野草として、天ぷら、和え物、酢の物、油炒めなどで食されます。蕾は中国料理で炒め物などで食べるそうです。

ヤブカンゾウやノカンゾウ、ハマカンゾウなどは、総称して「カンゾウ」と呼ばれています。カンゾウと聞くと、漢方薬にも使われる甘草を連想しがちですが、漢字で書くと萱草で、発音がたまたま同じなだけで、まったくの別物です。

たくさん増えて群生する植物ですが、最近では草刈り機で花の咲く前に刈ってしまうことが多く、花まで見られないことが多いのではないでしょうか。苗木城跡に行くと僅かではありますが、花の咲いた姿がみられます。ご来館の際はぜひヤブカンゾウの姿も楽しんでいってください。

中津川市苗木遠山史料館

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