《苗木城周辺の自然11》〜ヤブカンゾウ〜
ヤブカンゾウ
ヤブカンゾウやノカンゾウの蕾は解熱作用が、根と葉は利尿作用があると言われています。はれものには根を砕き、患部に厚く貼るとよいとされています
新芽は食べられる野草として、天ぷら、和え物、酢の物、油炒めなどで食されます。蕾は中国料理で炒め物などで食べるそうです。
ヤブカンゾウやノカンゾウ、ハマカンゾウなどは、総称して「カンゾウ」と呼ばれています。カンゾウと聞くと、漢方薬にも使われる甘草を連想しがちですが、漢字で書くと萱草で、発音がたまたま同じなだけで、まったくの別物です。
たくさん増えて群生する植物ですが、最近では草刈り機で花の咲く前に刈ってしまうことが多く、花まで見られないことが多いのではないでしょうか。苗木城跡に行くと僅かではありますが、花の咲いた姿がみられます。ご来館の際はぜひヤブカンゾウの姿も楽しんでいってください。
中津川市苗木遠山史料館
- 〒508-0101 岐阜県中津川市苗木2897-2
- 電話番号0573-66-8181
- ファックス0573-66-9290
- メールによるお問い合わせ
更新日:2023年07月13日