《苗木城跡を歩く39》馬洗岩 冬葉の句碑と白蓮の歌碑
馬荒岩と天守
武器蔵跡から天守へは2つのコースがあります。1つは天守玄関に向かう表道で、もう一つは台所口に向かう裏道です。今回は裏道を進んでいきます。そうすると右手に大きな岩が見えてきます。これが馬洗岩です。
馬洗岩は、周りが約45mの自然石です。この岩の名の由来については、かつて苗木城が敵に攻められ水を止められたとき、この岩に馬を乗せ、米にて馬を洗い、水があるように敵を欺いたということから、馬洗岩の名がつけられたといわれています。馬洗岩付近からの恵那山方面の眺めは素晴らしく、中津川市街や木曽川が眼下に眺められます。
このように景勝の地であったことから、ここに句碑や歌碑が建てられています。
馬洗岩の東にあるのが吉田冬葉の句碑「奥木曾の 雪を梢や 山ざくら」です。この句碑の1段下の広場には、柳原白蓮の歌碑「城跡に 館も人も 今なくて 語るは何ぞ 山鳥の声」があります。
吉田冬葉の句碑
「奥木曾の 雪を梢や 山ざくら」
柳原白蓮の歌碑
「城跡に 館も人も 今なくて 語るは何ぞ 山鳥の声」
中津川市苗木遠山史料館
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更新日:2025年04月06日