《苗木城跡を歩く38》本丸口門 具足蔵と武器蔵

本丸口門付近/CG浅野孝司
千石井戸を左に見て過ぎると、本丸口門跡があります。当時の本丸口門は総欅で作られ、門の上には「本丸口」と札がかかっていました。この門を潜ると天守のある本丸エリアとなります。総欅造りの本丸口門は欅門とも呼ばれていました。
本丸口門跡から、なだらかな坂を少し登ると、右手に具足蔵の跡がありあります。具足とは、甲冑のことです。ここには城主の甲冑や旗などが保管されていました。
その先には武器蔵の跡があります。武器蔵は、長さ八間(約16m)・幅三間(約6m)の土蔵でした。建物の長さから八間蔵とも呼ばれました。ここには遠山家が所有していた鉄砲や弓矢などの武器類が所蔵されていました。現在でも礎石や縁石が当時のまま残されています。
苗木交流センターだより令和7年3月掲載

本丸口門跡

具足蔵跡と武器蔵跡
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更新日:2025年03月08日