《苗木城跡を歩く37》菱櫓門と千石井戸

更新日:2025年02月01日

菱櫓門跡1

菱櫓門跡周辺

菱櫓門(ひしやぐらもん)と千石井戸(せんごくいど)

坂下門から少し登ると菱櫓門跡があります。ここは二階建ての門とそれに小屋が連なっていました。この門は菱形に掛け渡した門であったのでその名が付きました。

門の片方は椀蔵となっており台所役人が管理していました。門の二階は箒(ほうき)やざるなどの入った蔵となっていました。

この門跡を過ぎると天守の石垣が目の前に迫り、正面石に千石井戸があります。苗木城内の井戸で一番高い場所に位置するこの井戸は、高所にもかかわらず、どんな日照りでも水が枯れることがなかったと伝えられており、千人の用を達するということから千石井戸と名付けられています。

千石井戸の東側には、掛け造りの小屋が並んでおり、渋紙蔵、山方蔵、郡方蔵などがありました。この小屋の前を進むと、二の丸藩主居宅の帯郭に続いています。

 

千石井戸

菱櫓門・千石井戸/写真

浅野CG苗木城

菱櫓門・千石井戸/CG 浅野孝司

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