《苗木城跡を歩く33》掛り役所跡
掛り役所跡(四十八曲竹門跡から三の丸を望む)
木曽川近くの大手門跡から四十八曲りを登り、竹門跡を過ぎると三の丸の方に石垣が見えてくる。その石垣の上に苗木城の掛(かか)り役所(古くは懸り役所とも書く)跡がある。三の丸の東方、かけや造り、床下を門とした一連の建物が建っていた。階下には木曽川へ下る道(四十八曲り)に通じる門があり、殿様は参勤、在着の折にはこの門を利用した。
この建物は諸用を行う役所で、犯罪者を諸役人が吟味したり、外からの客があるときはここに留(と)め応接をしたと伝えられている。
掛り役所の隣部屋は材木を置く蔵となっていた。その奥に石の潜り門、さらに奥には牢屋跡、さらに進むと大岩壁がある。
苗木交流センターだより令和6年7月

復元模型の掛り役所(四十八曲竹門跡から三の丸を望む)
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更新日:2024年07月24日