《苗木城跡を歩く3》大手門跡
大手門
「大手」とは、城の表側つまり正面を意味し、その位置にある門を大手門と言います。
多くは、街道や城下町に通じています。苗木城の場合は、四十八曲りを下りきった木曽川の手前にありました。
川を渡ればやがて中山道に通じます。ここが苗木城の、あるいは苗木藩の正面玄関だったのです。
江戸に参勤交代に行くときも帰ってきたときも、殿をはじめ家臣たちが大手門を潜りました。廃城の際取り払われ、今は礎石が残っています。
この門には、長屋が付いていたと「苗木明細記」(明治16年)に書かれています。
宝暦10年(1760年)につくられた縄張り図では長屋の存在は、わかりません。
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更新日:2023年04月15日