《苗木城跡を歩く21》四十八曲り

四十八曲り 地図
四十八曲り
上地にあった大手門をくぐり、城に登る正規のルートです。
明治16年に元藩士の新田淳が記した「苗木明細記」には、次のようにあります。
「上地の大手門から急な坂をつづら折りに登る。北の門まで三十ほど曲りがあり、本丸までを四十八曲りという。難所の場所は石垣を築き立て埋め地にしてある。廃城の後は、自然と往来する人が稀になり、道路が悪くなって、今は通行も絶えようとしている。惜しいことだ。」
近年、山城の人気が高まり、観光やハイキングのために、ここを歩く人が増えています。
それにともない、上地地区の方々を中心に自主的な整備が進み、今は、たいへん歩きやすくなっています。
実際に登って数えたところ、大手門から馳門まで曲りが30あり、城内に入って本丸まで20ほどありました。
新田淳の記述に間違いはないようです。登りに約25分かかりますが、所々に江戸時代の石垣が残る素敵な歴史の道です。
四十八曲り 1

四十八曲り 2
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更新日:2023年06月08日