《苗木城跡を歩く19》駈門
駈門 跡
駈門 掛り役所
四十八曲りを登り、竹門を過ぎるといよいよ城郭に入る門に差し掛かります。
藩士であった新田淳の「苗木明細記」には、「掛り(かかり)役所床下をかたどりて建し門也。城主参勤在着此門を出入りするなり。」とあります。
建物を長い柱と水平材の貫で固定する懸造の門で、上層は掛り役所になっていました。
さて、この門を何と呼んだらよいでのしょう。
三の丸は正式には駈曲輪(かけりくるわ)と呼ばれていたので、「かけもん」ないし「かけりもん」でしょうか。
馬で駆け出すには危険な場所です。走って駆け込むにも急峻すぎます。遠山史料館では、掛り役所があったことを重視して、「かかりもん」と呼んでいます。
苗木城復元模型の駈門
中津川市苗木遠山史料館
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更新日:2023年06月06日