《苗木城跡を歩く12》二の丸跡

二の丸跡
二の丸には、城主の居住空間と苗木領を治める政庁機関が置かれ、これらは廊下でつながっており、一般には御殿と呼ばれました。
御殿は、饗応・政庁などの役割をもった表御殿と城主の私的空間である奥御殿で構成されます。
苗木城の場合、表御殿は、「表方」と呼ばれていました。本来、御殿は本丸に置くとされましたが、実際には本丸は狭く、多くの城で、二の丸や三の丸に置かれました。
江戸時代の城の中心施設は、天守ではなく、御殿だったのです。苗木城の場合も、二の丸こそ城の中枢でした。次回から、二の丸をくわしく見ていきましょう。
二の丸模型(当館苗木城復元模型より)
中津川市苗木遠山史料館
- 〒508-0101 岐阜県中津川市苗木2897-2
- 電話番号0573-66-8181
- ファックス0573-66-9290
- メールによるお問い合わせ
更新日:2023年05月28日