《苗木城跡を歩く14》二の丸 中奥
中奥の礎石
中奥(なかおく)
ひと続きになった二の丸御殿のうち、城主の私的な空間を奥御殿といいます。
奥御殿のうち、城主が使用する空間を中奥とよびます。
私的な空間といっても、藩主には他の武士にあった休日は無く、生活そのものが公的でした。
この中奥で城主は藩主としての政務を執り行いました。
中奥の間口(まぐち)は約20m、奥行きが約11mでした。各部屋は廊下で囲まれ、茶棚のある提子(だいす)の間、次の間、鉄砲の間、逢(あい)の間などがありました。
中奥の建物の礎石はよく残っています。また、南西の一段下がったところに的場があり、藩主はここで稽古をしました。

中奥見取図
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更新日:2023年05月28日