甲冑から400年前のはな紙が!
色々縅二枚胴具足(中津川市指定文化財)
現在公開中
苗木城築城500年、2026(令和8)年に史料館に所蔵されている甲冑の調査を中津川市の学芸員が行いました。
調査のなかで、中津川市指定文化財の甲冑から400年前のものと思われる、はな紙が見つかりました。
色々縅二枚胴具足 付属 はな紙
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右の写真は、色々縅二枚胴具足の草摺の裏面に付いているはな紙袋から出てきたものです。
はな紙袋は、甲冑におけるポケットのことで、文字どおりはな紙(懐紙)や薬などの小物を入れていました。
身近に使う物を甲冑の中に入れていたので、はな紙袋に物が入っていることは、その甲冑を着用したことを示していると言えます。
このことから、苗木藩主が色々縅二枚胴具足を実際に着用した可能性があると考えられます。
色々縅二枚胴具足は、各部の形状の特徴から江戸時代前期~中期初め(1620年~1650年ごろ)にかけて製作・改変された甲冑であると思われます。
このことから、本品も同時代のものとみられ、今からおよそ400年前の紙であると考えられます。
現代において、はな紙袋の中から当時のものが出てくることはほとんどないため、本品ははな紙袋の実例を示す資料として、とても貴重なものです。
調査 中津川市学芸員 林大智

← 色々縅二枚胴具足の草摺
胴と分割できる腰革付の形式
革で作られていて、軽い

← 前胴正面の草摺(表面)
五枚の革板で構成されている
この裏にはな紙袋が付いている

← 鼻紙袋(前胴正面の草摺の裏面)
紺色のラシャ(羊毛)地で製作
この中にはな紙が入っていた
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更新日:2026年05月23日